■ミッションクリティカルな仮想環境の登場■
仮想化の導入は、テスト環境で利用するパイロットユースから、事業に影響が少ない部分を仮想化するライトユースに移り、現在はミッションクリティカルな部分まで仮想化を利用するというヘビーユースに移行する企業が多くなった。実際に400〜700台規模での仮想化統合案件などに、筆者も関わるようになってきている。このようにミッションクリティカルなエリアまで仮想化されるようになってくると、高可用性、管理機能の強化といった、インフラ自体がミッションクリティカルなものでなくてはならなくなると同時に、バックアップ運用や災害対策といったところも今まで以上に重要になってくる。
■VMware環境のバックアップ■
ミッションクリティカルな場面で仮想化が使われるようになったことで、バックアップ・リストアの重要性がさらに増してくる。現実に、現場でお会いするお客様のうち8割程度が、仮想環境のバックアップに問題を抱えている。その主な理由の一つとして、仮想化ではサーバ等の物理インフラが仮想マシン間で共有されるため、サーバ、ストレージやネットワークなどのリソースに競合が起こり、結果としてバックアップに時間がかかったり、リソースへの負荷が増加して他の作業に影響を与えたりという問題が挙げられる。物理リソースの使用率を高くし、サーバの統合率を上げ、効率良く使おうと言うのがサーバ仮想化のそもそもの考え方であるため、リソースの使用率が高くなるのはある意味当たり前のことである。問題は、従来は余っていたリソースを利用して行われていたバックアップが、仮想化後はリソースが余らないため困難になってしまう、という点である。これを解決するためには、バックアップに関して業務サーバや業務ネットワークのリソースを使わない、もしくは使っても最小限にするという考え方が必要である。
このような仮想化環境に対応したバックアップ手法として、EMCでは2つの解を提供する。ひとつは「ストレージの機能を用いたバックアップ」、もうひとつは「重複除外の技術を用いたバックアップ」だ。では、それぞれのバックアップ手法について詳しく解説していこう。
・ストレージの機能を用いたバックアップ
この手法は、EMCのストレージが持つ超高速にデータの複製を作る機能を利用するものだ。これをVMwareと連携して効率良く利用するために、Replication Manager(以下RM)というツールを利用する。
一般的なストレージベースのバックアップの手法は、まず、本番ボリュームを使いながら本番ボリュームとクローンボリュームをRAID1のミラーペアのように同期する。つぎに、一時的にI/Oの静止点を作る。その後、クローンボリュームを本番ボリュームから切り離す。それが終わったら、静止している本番ボリュームへのI/Oを再開させ、クローンボリュームをバックアップサーバ等にマウントし、データのバックアップを行う。この一連の処理は通常ストレージの機能だけでは実現できず、アプリケーションの制御やサーバとの連携が必要となる。この連携のために、従来はスクリプトを作成するなどして対応していた。
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2012-10-31

