■バックアップに対する課題と解決策■
バックアップに対する課題として、データ量の急増と仮想環境への対応ということがあげられる。中でも、仮想環境のバックアップにおける顕著な問題点は、仮想化が目指すところのCPU、メモリ等のリソース利用率の向上のために、バックアップを行うために必要なリソースが捻出できなくなるということだ。そのために、仮想環境下においてサーバの集約率を向上させようとすればするほど、なるべくサーバのリソースを利用しないようなバックアップ方法が必要になってくる。そこで、ストレージの中でデータの複製を取るディスクベースのバックアップが重要になってくる。
ディスクベースのバックアップの中でも、本番ボリュームの内容をCloneボリュームに同期して、Cloneボリュームからバックアップ作業を行うスプリットミラー方式をおすすめする。論理コピーであるところの snapshot を用いる方法もあるが、これだと本番ボリュームの内容が破壊されたときの一次バックアップとしては不適切である。また、あとでテープ等にバックアップすることを考えた場合、バックアップの負荷を本番ボリュームにかけないという意味でも、Clone のほうが適切であると考える。このスプリットミラー方式のバックアップは、一般的には次の4つの手順にとなる。
?本番ボリュームと、ペアとなるCloneボリュームの同期を開始する
?I/Oの静止点を確保するため、そのボリュームにI/Oをかけているアプリケーションを一時的に静止させる
?Cloneボリュームを本番ボリュームから切り離し、アプリケーションの静止を解除する
?バックアップサーバからCloneボリュームをマウントし、データをバックアップする
このように、本番とCloneとを物理的に分けることで、バックアップに伴う本番システムへの影響を最小限に抑えることができる。
では、仮想環境で同じことをしようとするとどうなるだろうか? 基本的には前に述べた4つの手順は同じだが、?の作業においてオンラインで静止点を取るところが、仮想環境ならではのやりかたとなる。具体的には、バックアップ対象となるデータストアに入っているすべての仮想マシンに対して、VMwareのスナップショットを作成する。これにより、各仮想マシンの仮想ディスクファイルのI/Oを止めて静止点を確保する。あとは、通常と同様にバックアップ作業を行う。バックアップ・リストアはストレージの機能をそのまま用いるので、非常に高速に行うことができる。
※こちらからオンライン・デモをご覧いただけます。
仮想も物理もReplication Managerでバックアップを効率化 (オンライン・デモ >> (»リンク)
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