ストレージアレイは、低価格で小型のものから大型で高価なものまでさまざまな製品が販売されている。そこで、ストレージに馴染みのないシステム担当者にとっても理解しやすいかたちで、一般的な製品の選定方法から理解を深めるとともに、企業向けのストレージに必要な条件について解説しよう。
■一般的な指標とストレージの関係■
ストレージアレイ製品の選定においては、まずストレージに接続するサーバー(または対象となるアプリケーション)の仕様や、必要とするサービスレベルなどを基準として製品を選ぶ方法が一般的である。それでは、具体的にどのような基準を定めればよいのであろうか。
基本的には、他のIT機器と同様にシステムの品質を示す指標を利用して、定量的な判断をすべきであろう。ここでは、「信頼性」、「保守性」、「可用性」、「性能」、「拡張性」の5つについて列挙し、ストレージアレイにおける考慮点にも触れながら解説したい。
□信頼性(Reliability)□
信頼性は、システムが安定的に連続稼働する能力を示す。故障頻度が低くサービスを連続的に長期間提供できるシステムは、信頼性が高いといえる。また、信頼性はMTBF(Mean Time Between Failure)という値で表現されることもある。MTBFは、「システムの稼働時間÷故障回数」で求められ、システムが最初に故障するまで、および故障してから次に故障するまでの平均的な連続稼働時間を表わす。
ストレージアレイにおいては、HDDや各コンポーネント(部品)の故障時にもサービスを継続させる技術やアーキテクチャが、信頼性の向上につながる。以下におもな要素を挙げておこう。
・ RAIDに対応していること
・ ホットスペア(予備HDD)に対応していること
・ コンポーネント(コントローラや電源など)が冗長化されていること
なお、MTBFのような値は公開されていないことが多いため、製品選定時には信頼性向上のための工夫や機能実装について調査と判断が必要である。
□保守性(Serviceability)□
保守性は、システム故障時における修復能力を示す。ソフトウェアやハードウェア設計により、システム故障時の修復時間を短縮させる能力や、サポート体制の品質や対応能力なども含まれる。また、保守性はMTTR(Mean Time To Repair)という数値で表現されることもある。MTTRは、「修理(復旧)時間÷故障回数」で求められ、システムが故障してから復旧までに要した平均的な時間を表わす。なお、ストレージアレイの選定においては、信頼性と同様にMTTRのような数値は公開されていないため、保守性を高める機能実装などの調査が必要である。
おもなストレージアレイの保守性を高める要素を以下に列挙する。
・ HDDや各部品のホットスワップ(活性挿抜)対応
・ 故障検知と通知機能を保有していること
・ ベンダーの保守体制(当日オンサイト対応など)が充実していること
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