■エグゼクティブ・サマリー■
・ストレージ・システムのデータ整合性
ストレージの機能に特化したシステムは、より高い付加価値を提供してはいますが、障害が発生しうる汎用的なハードウェアとソフトウェアで構成されています。それらの障害の中にはハード・ディスク障害のように即座に検知できるタイプのものもあります。しかし、その他の多くは潜在的にシステムに内在するものやソフトウェアのバグのように定常時は見つからないものが多く、知らぬ間にファイル・システム障害を起こし、読み込みの時に始めて気づくというケースが少なくありません。高機能ストレージ・システムでは、これらの障害に直面した場合でもデータ一貫性を保証するために様々な整合性チェックや性能、可用性の向上策を盛り込んでいますが、データの完全復元性までを提供するには至っていません。その結果、バックアップがとられることを想定し、データの復元性よりも性能を重視した設計となっています。たとえば、データが正しく書き込めたかどうかを検証するために、書き込み直後に再読み込みするようなプライマリ・ストレージは広く使われてはおらず、もし実際にそのように実装した場合にはパフォーマンス面で妥協しなくてはなりません。また、この最初の書き込みが確実になされていなければ、データの完全な復元性を保証することはできません。ディスクバックアップの世界においては、データの完全復元性は性能や可用性よりも優先度が高い必要があります。データ保全にフォーカスしなければ、バックアップ・データにリスクが伴います。つまりそれは、プライマリ・データが失われた時にそのリカバリーにおいてリスクが伴うことを意味します。ディスク・バックアップ・ストレージ・システムの多くは、安価なディスクを搭載した単純なプライマリ・ストレージ・システムです。それらは、これまでのプライマリ・ストレージでの設計思想を引き継いでいます。しかしながら、バックアップ用ストレージと命名するからにはデータの完全復元性に注力した設計でなければなりません。
■概要■
このホワイト・ペーパーでは、EMC Data Domain Data Invulnerability Architecture(データ非脆弱性アーキテクチャ)の4つの主要な要素について説明します。その4つの要素を組み合わせることで、業界最高レベルのデータの整合性と復元性を実現できます。
■対象読者■
このホワイト・ペーパーは、Data Domain Data Invulnerability Architectureの詳細に興味を持つEMCのお客様、テクニカル・コンサルタント、パートナー、EMCとパートナーのプロフェッショナル・サービス・コミュニティのメンバーを対象としています。
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2012-10-31

