【EMCジャパン Tech Communityサイト】◆ゼロからはじめるストレージ入門◆Part9:バックアップを高速化するレプリケーション

EMCジャパン株式会社

2011-02-09

Part8では、バックアップの目的についておさらいし、容量の増加に対応する運用の工夫やデータ重複除外の技術を紹介した。ここでは、どの時点のデータを保持すべきか、どれくらい迅速にリカバリする必要があるかなど、より具体的な要件について整理し、ストレージのレプリケーション機能による高速バックアップ/リカバリ手法を紹介する。


■リカバリポイントの設定■


バックアップ手法や運用を検討する際は、まずデータをリカバリできる時点(リカバリポイント)をどれだけの期間や頻度(個数)で用意するかを整理すべきである。リカバリポイントは、以下の2つの観点から検討する(図1)。


1. 障害時点と直近のリカバリポイントの許容できる時間間隔は?


障害からデータをリカバリする際、データがどれくらい前に戻ってしまってかまわないのか。つまり、障害時にどれだけの時間分のデータを失ってしまうことを許容できるのかを検討する必要がある。たとえば、最大で12時間分のデータ損失しか生じないことを保証するには、12時間ごとにバックアップを行なう必要がある。そして、次のバックアップを実行するには、前のバックアップが12時間以内で終了する必要がある。これは、バックアップのデータ量やスループットなどの見積りおよび運用とも関連する。


2.どれだけ過去のリカバリポイントをバックアップメディアに保持すべきか?


データを過去にさかのぼってリカバリするケースは、ユーザーのオペレーションミスやソフトウェアのバグによるデータ破損といった論理障害がほとんどである。したがって、どれだけ過去のリカバリポイントを保持すべきかについては、ユーザーやアプリケーション運用担当者の要求と、用意(投資)できるバックアップメディアの容量のバランスで決定する。


■リカバリ時間の評価■


障害によるサービス停止が、直接企業の売上や信頼に関わる重要(ミッションクリティカル)な情報システムでは、データのリカバリ時間をいかに短くするかが、バックアップ方式や運用を検討する大きなポイントとなる。表に、データやアプリケーションごとのリカバリポイントとリカバリ時間の要件の例をまとめた(図2)。


・ポイント・リカバリ時間要件の例


データベースなどのアプリケーションは、リカバリした古いデータに対して更新ログを適用することにより、障害直前の状態まで復旧する機能を持つものも存在する。また、バックアップシステムからデータをリカバリする時間だけでなく、アプリケーションの復旧に要する時間なども含めて、リカバリ時間を評価すべきである。


・バックアップ/リカバリの高速化技術


ミッションクリティカルシステムのリカバリポイント/リカバリ時間の要件は、テープによるバックアップでは実現が困難なケースが多い。一般に、テープドライブからのデータリカバリには、
1.データおよびメディア特定のためのバックアップソフトウェアのカタログデータの検索
2.テープメディアのロードおよび早送り/巻き戻し
3.データのリカバリ
といった処理動作を伴うため、高速化には限界があるためだ。


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