【EMCジャパン Tech Communityサイト】◆ゼロからはじめるストレージ入門◆Part12:シンプロビジョニングによるストレージ仮想化

EMCジャパン株式会社

2011-03-03

ここ数年、IT関連のメディアで「仮想化」が話題に出ない日はなく、依然仮想化は注目度の高い技術だ。ストレージの世界においても、「仮想」と名が付く機能や製品が増えているが、サーバーの仮想化と同様の高いコスト効果が得られるものなのだろうか?ここでは、ストレージ仮想化技術に触れながら、その具体的な効果に着目し解説する。


■仮想化とは?■


まずは「仮想化」の定義についておさらいしよう。仮想化とは、物理的なリソース(ハードウェアなど)や構成を隠ぺいした抽象的な(仮想化された)媒体を作成する技術で、物理的な束縛を超えた柔軟なリソースの利用が可能となる。サーバーの仮想化を例に、より具体的な仕組みと効果について説明する。


1台のサーバーにOSをインストールして使用する場合は、サーバーのハードウェア構成(ネットワークインターフェイスやグラフィックカードなど)に合ったドライバをインストールする必要がある。OSのブートドライブイメージは、同一のハードウェア構成のサーバーであればコピーして使用できるが、異なるハードウェア構成のサーバーにそのままコピーしても動作してくれない。サーバーの仮想化ソフトウェアは、このサーバーハードウェアの差を吸収する仕組みを提供している。


サーバー仮想化環境では、特定のハードウェアをエミュレーションした「仮想マシン(サーバー)」に、OSをインストールする。この仮想マシンは、仮想化ソフトウェアを経由して異なるハードウェア構成のサーバー上で動作するため、サーバーの移行や移動が容易となり、運用の柔軟性が大きく向上する(図1 左)。


また、仮想化ソフトウェアを使用すると、複数の仮想マシンを1台のサーバー上で動作させるも可能となる。最近のサーバーはCPUの能力が高く、通常の運用状態ではCPU使用率がそれほど高くない。この実情をふまえ、複数の仮想マシンを少数のサーバーで動作させると、サーバー台数の削減(統合)が可能となるわけだ。企業が仮想化に注目している理由は、このサーバー統合によるコスト削減にあるといってよい(図1 右)。


■サーバーとは異なるストレージの仮想化■


一方、ストレージを「仮想化」するとはどういうことなのだろうか?サーバーからは、ストレージは「ドライブ」として認識されている。PCやサーバーの内蔵ドライブであれば、図2 左のように直接HDDを認識している。異なるベンダーのHDDであっても、SCSIやATAなどの標準化されたプロトコルを通じてデータにアクセスするため、HDD間のデータの移動や移行は当然可能である。


また、サーバーからストレージを利用する場合は、ストレージが提供する論理ボリュームを「ドライブ」として認識し、ストレージ内のHDDやRAID構成はストレージにより隠ぺいされサーバーは意識しない(図2 右)。むろん、SANなどのネットワークを利用することにより、複数のサーバーのデータを1台のストレージに統合することも可能だ。


続きはこちらから >> (»リンク)


EMCジャパンのTech Communityサイト (»リンク) では、ストレージや情報管理に関する最新技術を多数紹介しています。

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]