プライベートクラウドといえども目指しているのはITの最適化だ。それにはまず、仮想化を使ってITのスリム化を行う。次に、従来はサイロ型で縦串だったシステムを、アプリケーションを疎結合して、横串化し、これを標準化する。こうなると、予算の考え方を変更せざるを得ない。この考え方を嫌なことと捉えるか、自分たちのシステムがよくなるために議論が活性化されていると考えるかが、クラウド環境を成功させるためのキーとなる。あるお客様では、全体最適プロジェクトを、20年に一度のカルチャーチェンジを目的としたプロジェクトだと考え、成功を納められた。このように、システムのカルチャーチェンジをビジネスチャンスとして捉えていただくことが重要なことだと考えている。
このようなカルチャーチェンジを行う際には、GRC(Governance、Risk、Compliance)のために必要な最低限のルールを作っておくことが大切だ。システムがこのルールに準拠しているかどうかを判断するためには、専用の技術が必要となる。その技術の部分をEMCは支援していく。
これから10年はクラウド環境という背景の中、全体最適化+ガバナンス強化という考え方が間違いなく浸透してくるだろう。EMCでは全体最適化に長い間携わってきた経験から、全体最適化と同時に運用の変革およびカルチャーの変革も行わなければ、十分なメリットが生かせないということが分かった。このようなサービスの中でEMCが最も力を入れているサービスがORA(Operational Readiness Accelerator)だ。これはVMwareとEMC ITSMコンサルティングが共同開発したものだ。フェーズ1は仮想化技術に特化したで、システムの設定やヘルスチェックを行う。フェーズ2は現状のプロセスやカルチャーがクラウド環境に対応できるかをチェックし、ベストプラクティスをベースに運用変革を支援する。ここでは、サービスカタログ、従量課金モデル、キャパシティ管理、インフラ独自のライフサイクル管理の4つは見直しが必要である。
GRCに関しては、ITガバナンス、リスク管理、コンプライアンスに対してビジネス・経営とのコミュニケーションをいかに成立させるかが重要だ。そのためには、各要素について可視化し、透明性を高めることが必要となる。この機能をサポートする技術としてEMCでは「Archer」を用意している。これは、テーマごとにどのようなポリシーで管理されているかを可視化して情報を共有できるというものだ。
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2012-10-31

