最近よく耳にする言葉に「仮想化」があります。なんとなく分かっているようで、でもその仕組みをきちんと説明するのはなかなか難しいのでは?「仕組みはともかく、今、なぜ注目されているのだろう?」という疑問にも、即答するのは難しいかもしれません。
仮想化テクノロジーのリーダーであるVMwareの専門家が、仮想化が注目されている理由を解き明かします。
■Q1 仮想化とは何ですか?なぜ注目されているのですか?■
今、話題となっている「仮想化」とは、通常CPUリソースの10%未満しか利用されていないといわれている物理的なサーバ(ハードウェア)上で、「仮想マシン」と呼ばれるサーバを何台も動かし、サーバのリソースを有効活用する技術です。
仮想化により、1台の物理サーバの資源を複数の仮想マシンで共有できるため、多数の物理サーバを統合してコスト削減や効率化を図ることができます。企業経営の観点からも、コスト・メリットやITサービスの質の向上、ビジネス・スピードの向上などさまざまなメリットが期待できるため、多くの企業が注目しています。
■Q2 仮想化は、本当にITコスト削減につながりますか?■
仮想化を導入した多くの企業が、ITコストを大幅に削減できることを実感しています。
350台の物理サーバを24台の仮想サーバに統合した参考例を図2に示します。投資コスト(イニシャル・コスト)と運用コストを大幅に削減できることがよく分かります。
仮想化の導入では、物理サーバの台数が多いほど、より大きなコスト削減が期待できます。とはいえ、少ない台数でも確実に運用コストが下がることから、今日では中堅・中小企業にも導入する動きが広がっています。
■Q3 仮想化すれば、災害などでビジネスが止まってしまう不安が解消されるのですか?■
BC/DR(事業継続・災害対策)は、今日の企業にとって大きな課題となっています。仮想化すると、仮想マシンの処理中のCPUやメモリの状態を含め、全てファイルとして記録できるようになるため、本番サイト・復旧サイト間での可搬性が上がり、BC/DRをより低コストで確実に行う事が可能になります。
仮想化によるBC/DRへの取り組みは、図3に示したようないくつかの段階があります。本番サイト・復旧サイトとも仮想化し、Site RecoveryManager(SRM)というVMwareの自動化ツールを導入すると、BC/DRを低コストで行えるだけでなく、復旧サイトへの切り換えが自動化され確実に復旧することができるようになることから、大変有効なソリューションといえるでしょう。
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