【EMCジャパン Tech Communityサイト】VM基盤でのTier1アプリケーションのパフォーマンス考察

EMCジャパン株式会社

2011-06-29

■イントロダクション:Tier1アプリケーションの仮想化■


自社のシステムをプライベートクラウド化するためにはさまざまな障害がある。中でも、ビジネスアプリケーションの仮想化に関しては、さまざまな問題が生じる。まず、アプリケーションが物理環境と同様に動作するかという、パフォーマンスの問題がある。つぎにISVのサポートはどうなのか? さらに、SLAは大丈夫か? というふうに、アプリケーションの稼働状況が物理環境よりもベターなのかということが心配の種になるのだ。


プライベートクラウドの旅には、どのようなお客様でも3つのフェーズがある。第一フェーズは「IT Production」だ。このフェーズではITを構成するメンバーがアプリケーションに対して完全なるオーナーシップを持っている限定した場所を仮想化するものだ。したがって、仮想化に対してほかの人から許可をもらう必要はない。たとえば、プリントサーバや、DNS、Tierの低いデータベースなど、本番環境とは違う限定された環境だ。第二フェーズは「Business Production」で、いよいよ本番環境の仮想化へと移る。このフェーズでの担当者の懸念は、IT投資のコストではなく、ただSLAの確保だ。どういうインフラであっても、アプリケーションの高可用性、高パフォーマンスが求められる。Oracleデータベースの仮想化はこのフェーズに含まれる。第三フェーズは「IT as a Service」で、プライベートクラウドの完成形だ。ここでは、エンドユーザー自らがリソースのやりとりを行う。アメリカでは5~10%のVMwareのお客様がこのフェーズに達している。現在、多くの企業は本番環境への移行を考えられている第二フェーズが多く、そこで問題になるのがTier1アプリケーションをどうするかということだ。


VMwareが着目しているTier1アプリケーションとは、マイクロソフトではExchange、SharePoint、SQLなどがある。特にSharePointは高いシェアで仮想化が進んでいる。このほかにも、現在、多くインターフェイスが使われている物にCitrixのXenAppがある。SAPはまだまだ仮想化率は低いが、重要なアプリケーションとして取り組んでいる。データベースにはMS SQL、Oracleなどがある。SQLに至っては43%がすでに仮想化されている。


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