今年2月、安定した独裁政権とみなされていたエジプトのムバラク政権が、わずか18日間で崩壊し世界を驚かせました。その「エジプト革命」において大きな役割を果たしたのが、ツイッター、Facebook、YouTube等の、いわゆる「ソーシャル・メデイア」であったことは広く話題となりました。
ITの側面からいうと、ソーシャル・メデイアが革命を起こしたわけではありませんが、ソーシャル・メデイア上に集められた情報の巨大な蓄積―「ビッグデータ」が、情報を伝播し共感を生み人々の行動に拍車をかけた、ということは間違いないでしょう。
「ビッグデータ」が、社会、国、場合によっては世界中に影響を与える力を持ち得るものだということは、これまでもおぼろげに認識されていましたが、はからずも現実に証明されることとなりました。
■ビッグデータとは■
そもそもビッグデータには大きく2つの分類があります。1つは、限られたセグメントで活用されるものです。たとえば、明日の天気のみならず長期予測まで可能となった気象予報、あるいはMRIや遺伝子検査などが特殊ではなくなり膨大な解析データが日々生み出される医療分野など、これら限られたセグメントで活用されているビッグデータが今までの主流でした。
他方いま注目されているのは、最近爆発的に増加している個人や企業が生み出す、ツイッターやブログ、Facebook、YouTube等のソーシャル・メデイアからの巨大データの蓄積です。その他にも音声やビデオ、携帯電話のGPS信号、ログファイルなど、さまざまなデータが存在します。このようなデータは「非構造化データ」と呼ばれ、今やその量はビッグデータ全体の大半を占めるほどになっています。
この非構造化データに関して、G.ベルというITサイエンティストが、自分の頭にビデオレコーダーを取り付けて行った興味深い検証があります。3ヶ月間、すべての行動、すべての会話を撮影記録し、そこで得られた3ヶ月間の情報量から、一人の人間が生涯に生産するであろう情報量(ライフログ)を予測しようとしました。その結果出たのが3テラバイトという数値です。そうすると、10年後の世界のデジタルデータの総量は、二桁のゼッタバイトになるのはほぼ間違いないということになります。
2010年実施のIDCの予測でも、10年後の2020年には、全世界のデータ総量は35ゼッタバイトに、また毎年の増加率は40%に達するとされており、ライフログの検証結果は当たらずといえども遠からずで、いずれにしろ今後10年間、途方もない量のデータが生産されることは確かでしょう。いまこの瞬間も、世界中で20億ともいわれるインターネット人口が、刻々とビッグデータを生産しているのですから。
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