EMCは、2011年12月7日にGreenplum DB V4.2を発表しました。この最新バージョンでは大幅な機能拡張が行われており、クエリ・スピードの向上、リソースの利用率向上、システム管理機能の強化などが図られています。
■新機能の概要■
・メモリ管理の最適化
最新バージョンでは、クエリの処理フェーズごとにメモリの割り当てが可能になり、クエリのスピードが向上しました。
・テーブル・パーティションのエンハンス
クエリプランナの拡張により、テーブル・パーティショニング時の性能が大幅に向上します。
・カラム単位の圧縮機能
カラム単位で圧縮アルゴリズムや圧縮レベルを選択可能になりました。例えば、普段はほとんど参照しないカラムは高圧縮に設定するなど、カラム毎に圧縮レベルの設定などが可能です。この機能をうまく活用することにより、ストレージの利用効率を向上させることができます。
・Oracle関数への対応が拡張
最新バージョンでは、日付関数や文字列関数、算術関数など、20以上のOracle関数に対応しました。これにより、既存のクエリを極力書き換えることなく、DBのマイグレーションやバッチ処理の最適化が可能となります。
・バックアップ機能の強化
Data Domain Boostに対応しました。これにより、重複除外を行ってからバックアップができるようになり、バックアップがより高速になります。
・拡張機能のパッケージ化
PostGIS、Pgcrypt、PL/Rなどの拡張機能が、新しいパッケージ・マネージャによりパッケージ化され、導入が容易になりました。
・システム管理ツールのエンハンス
従来のシステム管理ツールでは、各サーバ・リソースの利用率のモニタリングまででしたが、新しい管理ツールでは、Greenplumクラスタ全体のモニタリングに加え、設定、スタート/停止などの操作も可能になりました。
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