■ビッグデータはあらゆる企業に存在する■
企業の中にあるデータといえば、オフィス系のファイル・データや動画・画像ファイルがすぐに思い浮かぶかもしれない。あるいは、製造系の設計データや解析データ、開発データ、販売管理系のPOS データもそうだろう。しかし、企業活動のために使われているデータは、他にもたくさんある。たとえば、Web サイトにおける訪問者のログ、データを管理するためのデータ(メタデータ)、検索インデックスといった各種データもあるし、最近ではツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワーク上で人々から生み出される無数の情報や、RFID、GPSなどを組み込んだ各種機器が生成するセンサーデータも企業活動に有益なデータとして注目されている。
こうしたデータの多くは、ファイル・ベースの非構造化データとして処理されるデータである。IDC の調査によると、企業内のデータは非構造化データを中心に2014年までに年平均約60%の高い成長率で伸びるとされる(※1)。この背景には、情報のデジタル化とネットワーク化が進むことで非構造化データである上記の新しいタイプのデータが爆発的に増加することが見込まれている。
(※1)IDC, Worldwide File-Based Storage 2010-2014 Forecast Update, Dec 2010, #226267
ビッグデータというと、その言葉の響きから画像や動画などの巨大なファイルを想像してしまう。しかし、ビッグデータは単に物理的なファイル・サイズを表わすものではない。多種多様で、小さくても量が膨大にあるケースや、データの増加が予測できなかったり従来では考えられないペースで増えるケースもビッグデータとなる。
テクノロジーの進化がこれらのデータを「ビッグデータ」という宝の山に変えるといわれる。従来のテクノロジーでは困難だったかもしれないが、こうした特性を持つビッグデータを効率よく蓄積し、必要なタイミングで分析処理をかけ、そこから企業活動に直結する新たな価値を見出すことは、現在のテクノロジーを使えば可能になった。
では、どんなテクノロジーがそれを可能にしたのだろうか? ビッグデータを活用し有益な企業活動につなげるためには、図1 で示す「保存」「分析」「活用」の枠組みを支えるテクノロジーが必要だ。
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2012-10-31