HANA の共同設計者も在籍。
アクセンチュアならではの強みが SAP on Google Cloud のメリットを拡大
このようにさまざまな利点をもたらす Google Cloud 上での SAP 活用（SAP on Google Cloud）の効果をさらに高めているのがアクセンチュアだ。
例えば、上流のコンサルティングから下流のシステム構築までを一気通貫で手掛けるアクセンチュアの支援を受けることで、「そもそもなぜパブリック クラウドか」「パブリック クラウド上で SAP をどう使いこなしていくべきか」といったレベルから企業のニーズをしっかりと捉え、設計段階からサポートを受けられることにメリットを感じる企業は多いだろう。同社は特定ベンダーの製品に依存しない “ベンダーフリー” の方針をとっており、マルチクラウド環境を利用する企業が Google Cloud ならではの特徴や利点を生かした活用支援を受けるのにも最適なパートナーだと言える。
「また、アクセンチュアはグローバルで 7 万人以上の SAP コンサルタントを擁し、年間約 1,500 件の SAP 関連プロジェクトを手掛けており、SAP に関して豊富な実績とノウハウを有していることは、SAP on Google Cloud をご支援するうえでも大きなアドバンテージとなります。S4/HANA の設計に携わった人間も現在、アクセンチュアに在籍しており、S4/HANA 関連プロジェクトもすでに 300 件以上を手掛けています」（小海氏）
さらに、Google との強固なパートナーシップに基づき、SAP on Google Cloud を支援する体制を整えていることも大きなメリットだ。
「SAP の導入事例が少ない業界のお客様に対しても、Google とアクセンチュアがしっかりとタッグを組んでご支援しますので、安心して Google Cloud 上で SAP をご利用いただけます。ぜひ『どこと組めば自社が目指すゴールに辿り着けるか』という観点で “Google Cloud＋アクセンチュア” のタッグを選んでいただきたいと思います」（澤田氏）
アクセンチュアの支援で全社データドリブン経営の基盤に SAP on Google Cloud を活用する企業も
アクセンチュアの支援により、SAP on Google Cloud を実践する企業は国内でも増えている。澤田氏が担当する業界でも、先進サービスを活用した「マーケティング活動の高度化」や「全社規模でのデータドリブン経営の実践」を目指して Google Cloud に移行するケースが多いという。
「例えば、サプライチェーン関連のトランザクションが非常に多い製造業や流通業のお客様は、SAP 等の基幹システムやレビュー情報、Web サイトのログ、公知情報等、多種多様なデータを Google Cloud のデータレイクに蓄積し、データウェアハウスの『BigQuery』と共に AI を活用して分析することで、マーケティング活動や商品開発、需要予測などでの利用を計画されています」（澤田氏）
また、小海氏が支援する消費財関連の企業でも SAP on Google Cloud のプロジェクトが進んでいるが、この企業の場合もコスト面や安定性に加えて、将来的なデータ活用を想定して Google Cloud を選択したという。
このように現在、さまざまな業界の企業がアクセンチュアの支援により Google Cloud 上でデータ活用も含めた SAP 利用の高度化を進めている。
「やはり Google Cloud を SAP のプラットフォームとして採用するお客様はデータ活用への意欲が高いため、SAP 環境も含めたデータ連携の拡充が重要となります。この方向性は Google Cloud も同じであり、今後も関連サービスの拡充によって SAP のデータをより活用しやすくなっていくでしょう。アクセンチュアとしても、『デジタルツイン』の実現など Google Cloud の強みを生かしたデータ活用を包括的にご支援していきます」（小海氏）
