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“アクセンチュア | Google Cloud” が企業のデジタル変革を加速する5

コンテナも API 連携、マイクロサービスも
クラウドネイティブな先進サービスで既存資産を生かした
モダナイゼーションを実現

コンテナや API 連携、マイクロサービスなど、企業がデジタル変革(DX)の中でクラウドネイティブ技術を活用したアプリケーション開発を実践するのに最適なサービスを取り揃えている点は Google Cloud の大きな魅力の 1 つだが、実はそれらのサービスはレガシーシステムのモダナイゼーションにおいても極めて有効だという。それはなぜか? Google Cloud の先進サービス群により、どのようなモダナイゼーションを実現できるのか?

DX にレガシー モダナイゼーションが不可欠な理由

アクセンチュア テクノロジーコンサルティング本部 インテリジェントクラウドイネーブラーグループ プリンシパル・ディレクター 福垣内孝造氏
アクセンチュア テクノロジーコンサルティング本部
インテリジェントクラウドイネーブラーグループ
プリンシパル・ディレクター
福垣内孝造氏

 DX を進める企業の多くが取り組むテーマの 1 つに、既存システムの「モダナイゼーション」がある。だが、そもそもなぜモダナイゼーションが必要なのか? それは「既存システムを DX における自社の強みとして生かしながら、技術やビジネスの進化と変化にしっかりと追随させていくため」だとアクセンチュア テクノロジーコンサルティング本部 インテリジェントクラウドイネーブラーグループ プリンシパル・ディレクターの福垣内孝造氏は説明する。

 「クラウド全盛の今日、IT の発展のスピードはますます速まっており、当然ながらビジネスも刻々と進化および変化しています。そのような状況の中、稟議や計画に何か月もかけた後、さらに何年もかけて巨大なシステムを作るという従来からのやり方では、カットオーバーする頃には技術やビジネスが大きく変わり、狙った効果を得られない、あるいは時代遅れのシステムになってしまう可能性があります」(福垣内氏)

 そこで、モダナイゼーションにより、新しい技術を活用して既存システムの問題点に対処しつつ、短期間で素早く作り、早く使って善し悪しを評価しながら継続的に機能追加や拡張を進められるシステムへと移行していくのである。

モダナイゼーションにも有効なクラウドネイティブ技術

 モダナイゼーションの実践では、クラウドネイティブなアプリケーション開発で使われている「API 連携」や「コンテナ」「マイクロサービス」などの技術/手法も極めて有効である。

 例えば、API連携を使うことで既存コンポーネンの円滑な再利用が可能となり、それらを組み合わせてスピーディにシステムを実現することができる。

 マイクロサービスとコンテナが果たす重要な役割は「サーバの集約化」である。コンテナによって OS のレイヤまで抽象化することで、OS のバージョンアップなどの影響を受けずに開発が行えるようになる。

 また、コンテナはその特性から「小さく作ってスケールさせる」というシステムに向いているが、それに最適なアーキテクチャがコンテナ上で動く細粒度のサービスについてAPI を介して連携させるマイクロサービスだ。

 「アプリケーションをマイクロサービスの組み合わせで作ることにより、マイクロサービスの単位でスピーディに機能の修正/追加が行えるなど変更に強いアプリケーションを実現できます。また、アプリケーションへのアクセスが急増した際には、例えば注文処理のマイクロサービスだけをスケールアップするなど、リソースを有効に使いながら処理負荷の増大に対応することも可能です」(福垣内氏)

 そして、これらの技術を大前提とするプラットフォームがパブリッククラウドだ。今日のパブリッククラウドでは、仮想サーバやコンテナなどをサービスとして提供する PaaS(Platform as a Service)に加えて、マイクロサービスの単位でプログラムを展開してアプリケーションを実行できる FaaS(Function as a Service)などのサービスが登場している。

COBOL / Java 変換、API ラッピング、データ レプリケーションによるモダナイズ

 アクセンチュアは現在、これらの技術/手法も活用しながら、メインフレーム上のレガシーシステムをはじめとする既存システムのモダナイゼーションを支援している。

 その中で使っている手法の 1 つが、本連載企画の第 2 回『日本企業のスピーディな脱メインフレームを独自のアプローチで支援する「Mainframe to GCP」』でも紹介した“ COBOL / Java 変換 ”だ。これは COBOL や PL / 1 などのレガシー言語で作られたメインフレーム上の数万本/数千万ステップに及ぶプログラムを機械的に Java プログラムに変換するというものである。

 ただし、機械的な変換ではうまく Java に移行できないケースもある。その場合はレガシーシステムを塩漬けにしたまま、前出の API 連携でラッピングして利用する。これにより、他のシステムからはマイクロサービスと同様に API を介してレガシーシステムを利用できるようになる。

 また、レガシーシステムの機能を他のシステムから使うことはないが、その中に蓄積したデータは使いたいという場合は、第 3 回『Google Cloud を活用した「エンタープライズ デジタルツイン」で企業活動の全てをデータで捉え、未来を予測する』で紹介したデータ レプリケーション技術を使ってデータを取り出し、それをデータハブに蓄積して活用する。

 このようにして既存システムの機能やデータを再利用しつつ、徐々に作り替えたり引退させたりしながら最新のシステム環境に移行していくのである。

旧式化したパッケージのバックエンドを API ラッピングしてフロントを刷新

 実際に国内でも多くの企業がアクセンチュアの支援でモダナイゼーションを進めている。例えば、ある企業では、長年利用してきたパッケージベースの基幹システムを API 連携によってモダナイズした。

 同社が利用していた販売管理パッケージはクライアント/サーバ型システムであり、クライアントは PC に限定されていた。しかし、近年は店舗などの現場で「タブレットやスマートフォンなどのスマートデバイスからも使いたい」「外出先などのモバイル環境でも使いたい」というニーズが高まっていた。

 そこで、同社はアクセンチュアの支援により、パッケージのフロント部分の UI / UX を刷新。具体的には、パッケージのバックエンドを API でラッピングし、フロントをマイクロサービスで作り替えてマルチデバイスに対応させたうえで、インフラをクラウドに移行したという。

 「従来は店舗で販売員が顧客に商品の在庫状況などを聞かれると、バックヤードに下がって PC で確認していました。フロント刷新後は顧客を待たせることなくその場でタブレットによって確認して回答できるようになり、顧客サービスが向上しました。また、マイクロサービス化したことで、さまざまなクライアントデバイスに柔軟に対応できるようになったことも大きなメリットです」(福垣内氏)

 パッケージのバックエンド部分を API 化して再利用したことにより、全てを刷新する場合と比べて開発期間を大幅に短縮し、コストを半分以下に抑えることができた。

データ連携基盤をマイクロサービス化して維持コストを大幅に削減

連載記事

提供:アクセンチュア株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2022年11月30日
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