Magistr

用語の解説

Magistrとは

(マジストラ,W32/Magistr,IWorm_Magistr,)
Magistrとは、2001年3月に登場した、電子メールを通じて増殖するタイプのインターネットワームの一種である。
MagistrはWindowsを標的とする。 電子メールの添付ファイルとして実行ファイルが送られ、添付ファイルをクリックするとWindowsのメモリーにインストールされる。 バックグラウンドで実行され、Win32のシステムファイルにアクセスして動作を不安定化させたり、Outlook Expressのアドレス帳から電子メールアドレスのリストを取得して大量に自分の複製を送りつけたり、LANを通じてデータを他人に送付したり、といった活動を行う。 Windowsが再起動されるたびにMagistrも起動され、最悪の場合ハードディスクやBIOSを破壊することもある。 Magistrはアセンブラ言語で書かれた非常に高度なワームで、機能の複雑さによって知られている。 セキュリティ企業のソフォス株式会社が発表したウィルスランキングでは、Magistrが初めて検出された2001年4月の全報告数のうち27.4%がMagistrによるものだったと報告されている。 その後数ヶ月にわたってランキングの上位に食い込み、甚大な被害を及ぼしたといわれている。

用語解説出典   powered by. Weblio

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]