昇華型カラープリンタ

用語の解説

昇華型カラープリンタとは

(ショウカガタカラープリンタ)

 カラープリンタの印刷方式による分類のひとつ。

昇華型熱転写プリンタともいう。 比較的小さな用紙で写真のようなフルカラー印刷を行うのに適した印刷方式。 カラー印刷には主に液体のカラーインク(3~7色)を紙に飛ばすカラーインクジェット方式とカラーインクリボンを熱で気化(昇華)して紙に定着させる昇華型、カラートナーを使うカラーページプリンタ(カラーレーザー)方式の3種類がある。 昇華型は、他の方式より印刷方式がシンプルなため古くから個人用プリンタに採用されていたが、使わないインクの無駄が生じやすいデメリットがあったが、アルプス電気の製品などで改善されている。 また、階調表現力に優れているため、フルカラーを使った自然画の印刷には、低価格のパーソナルプリンタのなかでもっとも適している。 個人用では解像度が200~600dpiのものが主流だが、1200~2400dpiのカラーインクジェットと同等以上の印字品質を誇る。 一般に、ハガキサイズのフルカラーの自然画を印刷するなら昇華型のほうが高速できれいに印刷できるほか、インクの選択の幅が大きく、たとえば、金色や銀色、蛍光色を印刷できるのも昇華型の一部の機種だけ。 現在、ハガキサイズの用紙に印刷するデジタルビデオプリンタに昇華型印刷方式を採用した製品が多い。 パソコンを使わなくてもデジタルビデオプリンタだけで印刷できることや、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、テレビ画像の静止画を簡単にフルカラー印刷できること、シールプリントなどもできることなどが特徴。 3~6万円程度で購入できる。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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