通信

用語の解説

通信とは

(ツウシン,communication,)
通信とは、送り手が情報を送り、また受け手が情報を受けることである。
特に電気的な手段を用いて行われる場合(電気通信)を指す場合が多い。 通信は、発信者が媒体にメッセージを載せ、通信手段、あるいは、通信路を用いて、受信者にメッセージを伝える。 技術の発展に従って、さまざまな形態の通信が実現されてきた。 特に、電気的な方法を使って通信を行う電気通信が普及したことにより、グローバルに膨大な情報を瞬時に交換することができるようになった。 通信には、メッセージを迅速に届けること、間違いなく正確に届けること、盗聴などを防いで安全に届けること、誰にでも地域や時間や身分などの制限なく届けること、低価格で利用できること、さまざまな種類のデータを送ることができることなどの潜在的な要求がある。 特に、どんな人間でも差別なく利用できるサービスの状態は、ユニバーサルサービスと呼ばれ、通信サービスを評価する一つの基準となっている。 手紙など、紙媒体を用いる国際的な郵便網は、1875年の万国郵便連合の成立に見ることができる。 電気的な方法を用いる通信は、特に電気通信と呼ばれる。 1890年代に、マルコーニ(Guglielmo Marconi)が、無線通信に成功したことを電気通信の始まりと考えることができる。 その後の発展は、真空管やトランジスタ、集積回路といったデバイスの発明によって飛躍的に加速化した。 また、電波を用いる無線、電話線の活用、光ファイバの実用化と、通信路においても、飛躍的な前進が見られる。 インターネットの普及は、これらの基礎的な通信技術の発展の上に成り立っている。 なお、「電気通信」の定義について、法律的には、電気通信事業法の第2条第1号において、「電気通信 有線、無線その他の電磁的方式により、符号、音響又は影像を送り、伝え、又は受けることをいう。 」と規定されている。 電気通信に対して、放送は、放送法第2条1号において、「公衆によって直接受信されることを目的とする無線通信の送信」と定義されている。 もともと通信と放送は、別のものであったが、近年の技術的な発展と、利用方法の変化によって、両者の垣根は徐々に取り払われつつある。 インターネットを利用したラジオやテレビの登場はこのような例となっている。 技術的にも、インターネット上で、同一パケットを効率良く多数のユーザーに届けるマルチキャストが可能となっており、放送と同じように利用できる基盤が整ってきている。

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