製品概要
メールの誤送信による情報漏洩の可能性は、企業にとって大きな不安要素です。その対策にはメール送信時の誤操作をなくし、添付ファイルを暗号化して送信することが基本です。
FENCE-Mailは、監査機能と暗号化機能の二重の対策により、安全かつ快適なメール環境を提供します。送信ルールに合致したメールは一時保留され、送信者や上長が再確認することで誤送信を防止します。さらに受信先の環境に適した形式でメールを自動的に暗号化することで安全にメールを送信できます。
特徴
●メール監査機能
・送信ルールに合致したメールを保留し、確認後送信します。
メールの本文や添付ファイル中の「機密情報」,「個人情報」関連の語句を自動的に検査します。検出されたルールに合致したメールの送信を一旦保留し、承認されたメールだけを送信可能です。
・フィルタリング設定
- 送信メールを対象に送信ルールを設定可能
- 送信ルールには、「To、CCに含まれる送信先件数」、「添付ファイル名、件名に含まれるキーワード」、
「添付ファイルの拡張子」、「送信先ドメイン」の指定が可能
- 送信ルールに違反したメールの「保留」・「中断」が可能
- 送信したメールを対象に、「送信済」・「保留中」・「中断」などの運用状況の確認が可能
●本文/添付ファイルの自動暗号化
・メールを自動でパスワード付きの暗号化ファイルにします
メール本文と添付ファイル、または添付ファイルのみをパスワード付き暗号化ファイルやFENCEブリーフケースとして安全に送信することができます。
・暗号化形式は、受信者の環境に応じて5つの種類から選択できます。
・柔軟な暗号化ポリシーの設定
- メールの用途に応じて、柔軟な暗号化ポリシーの設定が可能
- 管理者が定めるポリシー範囲内で、一般利用者に一部のポリシー変更を許可
・暗号化ルールごとに本文への文字列追加
FENCE-Mailでは、送信されるメールに文字列を追加することが可能ですが、追加される文字列を暗号化ルールごとに変えることができます。
●管理機能
・ログ管理
- 送信したメールログをCSV形式のログファイルまたはデータベースで保管可能
- CSV形式のログファイルは、設定により暗号化も可能
●暗号化を意識せずに重要データの取扱いが可能
FENCE-Mailに加えてFENCE-Proが導入されている環境(本社と支店間など)で は、暗号鍵を共通化しておくことで、パスワードを入力することなく、FENCEブリーフケース形式のファイル(暗号化)を直接編集して更新することができます。