富士通ビー・エス・シー(富士通BSC)は、「FUJITSU BPOサービス RPAマネジメントサービス」の提供を11月に開始する。2021年度中に累計で70ユーザー、売上7.8億円を目指す。
同サービスは、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の開発から運用を一括して実施するもので、RPAソフト「UiPath」をサービス基盤とする。UiPathでのトータルサービスは国内初で、RPAの開発作業だけでなく、開発後の日々のロボット実行、運用監視、トラブル対応に加え、RPA適用業務の追加・変更時に発生するロボットの作成などの業務を一括して行う。
RPAの利用では、昨今、利用部門での開発・運用が先行し、IT部門が把握・管理できていないという、いわゆる“野良ロボット”問題が発生している。同サービスは、RPA開発や運用業務を一括して代行することで、野良ロボット化を防ぎ、業務の効率化をサポートするとともに、ユーザーがRPAに関する業務に人的リソースを投入することなく効率化を進められるようにする。
サービス全体概要(出典:富士通BSC)
ユーザーや他社で作成されたロボットの受入と運用も行い、24時間体制でロボットの稼働状況を監視する。デスクトップ型RPAと同等のコストで、サーバー型RPA機能の利用ができ、UiPathの利用料金もサービスに含んでいるため、RPAソフトを購入せずに活用できる。
サービスメニューは、導入・構築サービス(一括)、運用サービス(月額)、ロボットメンテナンス(従量)、インシデント追加対応(従量)があり、利用価格は全て個別見積もり。