製品概要
アダプテックの6Eシリーズ Unified Serial SATA/SAS RAIDコントローラは、エントリーレベルのRAID市場に、ハードウェアRAID とAdaptec RAID Codeの持つ堅牢性、エンタープライズクラスの管理機能、LinuxやFreeBSDのオープンソースドライバを含む幅広いOSサポートを提供します。アダプテック6Eシリーズコントローラは、6シリーズコントローラと同じ6Gb/秒のパフォーマンスを提供しながら価格、外形寸法、ホスト接続性において6シリーズコントローラでは対応できなかったプラットホームに最適化されています。
●I/O接続性とデータ保護
エントリレベルレベルの価格で、アダプテック6Eシリーズ製品は、最大4台( Adaptec RAID 6405E)または8台 (Adaptec RAID 6805E) のSATA/SASデバイスを接続可能で、デバイス性能をアップするために128MBのDDR2 800MHz DRAMキャッシュを搭載した、接続のためのHBAとしても利用できます。同時に、Adaptec RAID Code (ARC)が、RAID レベル0、1、1E、10とJBOD により最大の信頼性を提供します。ARCはまた、RAIDレベルマイグレーション(簡単にRAIDレベルを移行する機能)、オンライン容量拡張(サーバの電源を落とさずに容量を拡張)、コピーバックホットスペア(ドライブ故障時に、ホットスペアの場所を変えずに、ホットスペアからのデータを自動的に交換されたドライブにコピーバックする)などの機能を提供します。
<ユーザのメリット>
(1)省スペースシステムに最適 …… 一般的なLP/MD2より小さな製品外形により省スペースサーバや産業用PCといった小さな筐体のシステムに最適。またホストインターフェースPCIe Gen2x1レーン(6405)と4レーン(6805E)に対応し、システム接続の可用性も考慮。
(2)高い価格対性能比 …… 使いやすい価格設定ながら、6Gb/秒の高いI/O性能をもったハードウェアRAIDを提供。6シリーズと同様のホットスペア位置固定機能や高速リビルド機能、HDDアレイへの省電力機能(IPM)も利用可能。
●オープンソースOSで使いやすく
Windowsをはじめ、各種LinuxやFreeBSD等オープンソースOSも幅広くインボックスドライバでサポートし、システムインタグレータの使いやすさを考慮。
●互換性情報の提供
サーバ/エンクロージャ/マザーボード/HDD/SSDベンダとの協業により、300以上のデバイスとの検証を実施。システムインテグレータがシステム構築時のプロセス短縮をサポート。詳細についてはアダプテックのWebサイトをご確認ください。
特徴
<製品外形>
-6405E:64(LP)x130mm(≒MD1)
-6805E:64(LP)x155mm(<MD2)
<インターフェース>
・ホストインターフェース:
-6405E:PCI Express Gen2 x1 レーン
-6805E:PCI Express Gen2 x4 レーン
・ドライブインターフェース:ポートあたり6Gb/秒SATA/SAS接続(SAS2.0)
-6405E:内部4ポート
-6805E:内部8ポート
<主な機能>
・RAIDレベル:0、1、1E、10、JBOD
・ハイブリッドRAID 1, 10
・RAIDアレイを省電力化するインテリジェント パワー マネージメント機能
・SATA、SAS両デバイス接続をサポート
・エクスパンダには対応していません
・コピーバックホットスペア
・オプティマイズド・ディスク・ユーティライゼーション
・フォース・オン・ライン
・スタッガードドライブスピンアップ
・SES/SAF-TEエンクロージャ管理サポート
・オンライン容量拡張
・NCQ(ネイティブコマンドキューイング)
・バックグラウンドでの初期化
・ホットプラグドライブのサポート
・RAIDレベルのマイグレーション
・ホットスペア(グローバル、専用、プール)
・ホットスペアの自動/手動リビルド
・ストライプサイズ:初期設定時選択可能
・S.M.A.R.T. サポート
・ダイナミックなセクター修復