スコープ変更管理

プロジェクト管理用語。スコープ変更管理の目的は、承認済みのスコープの文章や要件に対する変更を管理することだ。スコープはプロジェクト定義(憲章)のスコープの節、およびより詳細なビジネス上の要求事項の中で定義され、承認される。プロジェクトの途中でスコープまたはビジネス上の要求事項が変わる場合(通常、これはクライアントから追加の要求があったことを意味する)、それ以前のコスト、工数、期間に関する見積もりは通用しなくなるかもしれない。スポンサーがプロジェクトスコープに新しい作業を追加することに同意した場合、プロジェクトマネージャは、この追加作業分を反映するために、現在の予算や締め切りを変更してよい(通常は増える)と期待する権利がある。この新しいコスト、工数、期間の見積もりは、承認された目標になる。

スコープ管理を行うと、クライアントに「ノー」と言う必要があると考え、不安に感じるプロジェクトマネージャーもいる。しかし、スコープを管理とは、スポンサーからプロジェクトスコープの変更を伴う決断を引き出すための手段だと考えるべきだろう。

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