DXにより、すべての人とものを瞬時に連携させる動きが強まっている。プロジェクトを成功させるためには、自動化とユーザーが操作するプロセスの両方に対応し、エンドポイントであるアプリケーションと信頼できるデータを継ぎ目なく連携する統合型のデジタルフレームワークが不可欠である。そこで中核となる取り組みがアプリケーションとデータの統合だ。DXの基盤をつくるこのアプローチは大きく2つに分けられる。日本ではまだ馴染みの薄い名前だが米国では主流で、広範囲の統合パターンに対応するiPaaS(Integration Platform as a Service)を活用する方法と、API主導のシステム間連携パターンを基にする方法である。それを踏まえた上で、この資料ではシステム間の連携戦略で取るべき方法とそうでない方法を検証する。例えばデータソースごとに複数のAPIレイヤーを構築する方法などだ。モダンな統合プラットフォームで、API主導のシステム間連携をシンプルにするための具体策が詰まっている。