従来のマーケティング戦略は、その有効性を急速に失いつつある。MarketingSherpaの調査によれば、最近製品を購買した企業の意思決定者の80%が自らベンダーを見つけたと回答した。ベンダーからのアプローチで製品を購入したのは、わずか20%だったという。
こうした購買行動の変化は、消費の経路の中心にウェブが存在するようになって、より顕著になっている。つまり「売り込みを受ける」側から、「ウェブを使って自分で見つけ出す」ようになっているのだ。
マーケティングは大きく「インバウンド」と「アウトバウンド」に区分できる。インバウンドマーケティングは、見込み客が製品やサービスを探そうとする際に見つけやすくするための戦略や方法であり、検索エンジン最適化(SEO)や検索エンジンマーケティング(SEM)が典型的な手法として知られる。
見込み客を引きつけ、インバウンドリンクの量と質を向上させること――そんな課題を解決する上で注目を集めているのが、ビデオを活用したマーケティングだ。いまや動画共有サイトはウェブ文化の重要な一角を占めており、質の高いインバウンドリンクのソースとして主要な検索エンジンからも評価されているからだ。
著名なオンラインビデオ専用検索エンジンでは、動画をインデックス化するためにさまざまな技術が用いられている。検索対象はタイトルだけでなく、タグなどのメタデータや、場合によっては音声トラックをテキスト化し、動画自体のなかの言葉も検索パラメータに加えているのだ。動画の細部に注意を払いながら、いくつかのテクニックを用いれば、検索結果で上位に表示させることも可能だ。
ブライトコーブは、動画を利用したインバウンドマーケティングの成果向上だけでなく、動画を通じた見込み客へのエンゲージメントと、顧客への転換を向上させるテクノロジーとノウハウを持っている。