相互運用性強化、高信頼性確保が軸
ノベルの「SUSE Linux Enterprise 11」は、デスクトップからミッションクリティカルまでを包括した、Linuxプラットフォームで、WindowsとLinuxの相互運用性、ミッションクリティカルなコンピューティングの実現、ユビキタス性の向上を柱としている。
相互運用性では、マイクロソフトとの協業の成果を活かしている。「Windows Server 2008」の一部として提供されるハイパーバイザーベースの仮想化機能「Windows Server 2008 Hyper-V」上で、「SUSE Linux Enterprise Server」は、ネイティブに近いパフォーマンスで動作する。
ミッションクリティカルなコンピューティングについては、強力な高可用性クラスタリングにより、エンタープライズクラスの信頼性を確保している。
ユビキタス性の向上では、どんな環境でも対応できる能力を高め、多様な場でLinuxが利用されている現状に適合するようにした。
サポート補助など、工夫凝らし、移行しやすい環境を整備
プラットフォームのマイグレーションを検討している企業の多くは、ITリソースの制約、アプリケーションのマイグレーションスケジュール、トレーニングコストなどの課題に突き当たる。
ノベルは、これらに対応するために、「SUSE Linux Enterprise Server Subscription with Expanded Support」を提供している。このサービスは「SUSE Linux Enterprise」にマイグレートする間、2年間にわたって、既存のLinux 導入環境のテクニカルサポートを受けることができる。また、「SUSE Linux Enterprise」へのマイグレーションをスムーズに遂行できるよう、トレーニングやツールも提供している。
現在、国内でシェアNo.1のLinuxは「Red Hat」だが、同社では「Red Hat Replacement Program」を展開、「Red Hat」から「SUSE」への乗換えを検討する企業向けに、2年間で移行することを条件として、この期間は、同社が、その企業の既存「Red Hat」のサポートを担うなどの特典がある。
このように、ノベルでは、他のプラットフォームからの移行がしやすくなる環境、仕掛けを用意している。「SUSE Linux Enterprise 11」について、さらに詳細な情報を得たい方、実際に、新たなディストリビューションへの移行を検討し始めている方は、ホワイトペーパーを参照しては如何だろうか。