クライアントPCの管理は、常に古くて新しい課題
商機を迅速に捉え、いかに短時間でビジネスを立ち上げるか。競合企業との厳しい競争を勝ち抜くためのカギとなる「スピード」が、仮想化技術やクラウドサービスの普及により、より加速する傾向にある。いまでは数百台規模の仮想サーバを翌日に立ち上げることも容易になった。その結果、従来以上に柔軟で効率の良い投資や設備導入が求められており、幅広い分野で見直しが求められているのが現状だ。
その具体的な対象例が、システムと業務担当者をつなぐクライアントPCの柔軟な導入や管理の効率化である。初期費用を抑え費用の平準化を図る手法としては、リースによる調達が一般的だが、効率的で柔軟な機器管理も同時に利用できるという面ではレンタルという選択肢も有力だ。さらに、ここで注目したいのがハードウェアとPC資産管理ソフトウェアを一括してレンタルするというサービスがあることだ。そこで本稿では、横河レンタ・リースが提供する、レンタルと自社開発のPC資産管理ソフトウェアである「DotCOE(ドット・シー・オー・イー)」を組合せたレンタルソリューションを例に、効率的なクライアントPCの管理手法を考えてみたい。
ハードウェア、ソフトウェア、サービスの一括レンタルで解決
一般的なリースとレンタルの違いは、顧客の注文に応じてハードウェアを新規に購入するか、あらかじめ購入してある在庫で対応するかの違いのほか、満了を前提にした長期契約かどうか、保守を貸主が行うか否かといった部分にある。通常は、最も気軽に利用できるのがレンタルということになる。横河レンタ・リースが提供するレンタル品は、対象機器の仕様から、構成品や付属品の情報まできめ細かな管理を行っており、これらの情報とDotCOEが持つ機能を組み合わせることで、従来レンタルだけではカバーできなかった領域まで管理が可能になった事が強みだ。
具体的には、ハードウェアであるクライアントPCと、PC資産管理ソフトウェアであるDotCOEのライセンスを一括してレンタルできることがポイントになる。これはDotCOEが自社開発であるための強みで、これにより導入から引取まで、管理工程全体での手続きやサポートが効率化され、ハードウェアと管理ソフトウェアの双方のサポートを同じ窓口で受けることも可能となる。さらに、レンタルするクライアントPCには、あらかじめ顧客企業の使用環境も構築したうえで提供が行われる。
事例でわかる、あの企業の導入実績
実際に、企業の現場ではどのような活用がなされているのだろうか。下記リンクからは、1000台のPCを同サービスで管理、運用する日揮プロジェクトサービス(現 日揮プラントソリューション株式会社)の成功事例がダウンロードできる。採用に至ったポイントとあわせ、ご確認いただきたい。