【「Matrix HA」の製品概要】
「Matrix HA」は「止まらないシステム」を実現する手段として注目されているクラスタリング(*1)を容易に実現するための高可用クラスタ・ソフトウェアです。安定性の高いLinux OSと「Matrix HA」を組み合わせることで、企業の過酷な用途に耐えうる業務システムを容易に構築することが可能です。「Matrix HA」はPolyServe Inc.(米国、Chairman, CEO & President:Michael Stankey)とNTTコムウェアが共同開発した高可用クラスタ製品で、日本国内ではNTTコムウェアが総代理店として販売しています。
【対応ディストリビューション拡充の概要】
「Matrix HA」は、今回新たにLinuxの主要ディストリビューションのひとつ「SUSE Linux」に対応しました。また、Linuxカーネル2.6の最新ディストリビューションのうち「Red Hat Enterprise Linux 4.0」と「SUSE Linux Enterprise Server9」に対応しました。今後、リリースが予定されている「Miracle Linux 4.0」にも対応する予定です。また、これまでの市販データベース製品向けの監視エージェントに加え、新たにオープンソースのデータベース「PostgreSQL」、「MySQL」向けの監視エージェントを提供します。
【期間限定、特別価格での販売キャンペーン】
NTTコムウェアは期間限定でライセンスの割引キャンペーンを実施し、より低価格で提供することで、高可用サーバの更なる浸透を図ります。キャンペーン内容は下記のとおりです。
期間: 平成17年8月1日~平成17年9月30日(受注日)
対象製品: Matrix HA (1CPU×2ノード) キャンペーン版
価格:432,000円 (通常価格:540,000円)
Matrix HA (2CPU×2ノード) キャンペーン版
価格:768,000円 (通常価格:960,000円)
【「Matrix HA」の機能概要】
「Matrix HA」は、共有ディスク装置を介して相互接続し、サーバの障害を検知した際に正常に稼働しているサーバにデータおよび処理を自動的に切り替える機能を提供します。また、一般的なネットワークのみで接続されたサーバ間でデータミラーリングを行ない、サーバの障害を検知した際に正常に稼働しているサーバに処理を自動的に切り替える機能を提供します。1+1からN+Nまで、さまざまなノード構成をサポートし、最大16ノード、192サービス/デバイスモニタを誇る高い拡張性、SNMPサポートによるシステム管理ソフトウェアとの高い親和性を確保しています。さらにJavaベースのGUIを用い、クラスタシステム全体をビジュアル表示で容易に管理でき、運用負担を軽減します。「Oracle Database 10g Linux」「Sybase」をはじめ多数のアプリケーションの監視に対応し、エンタープライズシステム環境を強力にサポートします。
※機能詳細、動作条件については、別紙を参照。
【語句説明】
*1 クラスタリング
複数のコンピュータを相互に接続し、ユーザや他のコンピュータに対して全体で1台のコンピュータであるかのように振舞わせる技術。複数のコンピュータを1台のコンピュータを扱うように管理することができる。1台が停止してもシステム全体が止まることはなく、処理を続行したまま修理や交換が行なえる。この間、外部からはシステムの性能が落ちたようにしか見えない。また、接続するコンピュータの台数を増やすだけで性能向上をはかることができる。
※記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
【「Matrix HA」の機能詳細】
●クラスタ制御
・さまざまなノード構成に対応
(1+1、1+N、N+1、N+N)
・高い拡張性を実現
(最大構成:16サーバ、128バーチャル・ホスト、192サービス/デバイス・モニタ)
・アプリケーション制御スクリプトインタフェースを装備
(start script、stop script、recover script)
・多彩なDBMSとの連動
(Oracle、PostgreSQL、MySQL、Informix、Sybase、DB2 etc)
・1サーバ上で最大5つのネットワーク・インターフェースをサポート
・クラスタの動作に連動するデータレプリケータを装備
●故障監視
・TCPポートのモニタリング
(HTTP、HTTPS、SMTP、FTP、POP3、IMAP4、NFS、DNS、NIS、NNTP、ユーザ任意のプロトコル)
・ユーザ任意のアプリケーションをスクリプトによりモニタリング
・デバイスのモニタリング
(ディスクデバイス、ゲートウェイデバイス、ユーザ任意のデバイス)
・SNMPによりシステム管理製品との連動
(Open View、Unicenter TNG、Tivoli Enterprise Solution、JP1 etc)
●保守・運用
・フェールオーバ/フェールバックポリシーを任意に設定可能
・Matrix専用のGUIベースの管理クライアントを用意
・GUI(JAVA)およびコマンドインタフェースによる動的なクラスタ制御や
コンフィグレーション変更が可能
・Matrix管理クライアントにより、遠隔地からのクラスタ制御が可能
・クラスタのイベント発生時にEmailにて送信する機能「ノーティファイア」を装備
・クラスタの状態を把握するためのログ収集機能が充実
【動作条件】
OS: Red Hat Enterprise Linux 3.0 AS/ES
Red Hat Enterprise Linux 2.1 AS/ES
Red Hat Enterprise Linux 4.0 AS/ES
Miracle Linux 2.0/2.1/3.0
Miracle Linux 4.0 ※正式リリース後、サポート予定
SUSE Linux Enterprise Server 9
Processor: Intel Pentium 以上
Memory: (1)128MB 以上
Red Hat Linux 7.2/7.3、Red Hat Linux Advanced Server 2.1、
MIRACLE LINUX 2.0/2.1
(2)256MB 以上
Red Hat Enterprise Linux 3/4、SUSE Linux Enterprise Server 9
MIRACLE LINUX 3.0
Disk Space: 30MB 以上
Network: 10M/100M/Gigabit Ethernet
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。