wizpyによる新しいPCの活用法で提供するセキュアクライアント 「wizpy Style TC703」を発表

TLホールディングス株式会社

2007-05-11 11:00

ターボリナックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野広一、以下ターボリナックス)は、PCソフトウェア一式をOSごと持ち運ぶことができる新製品「wizpy(ウィズピー)」をクライアント端末に利用する企業向けセキュアクライアントシリーズを発表しました。wizpyのセキュアクライアントシリーズは、wizpyを利用目的に合わせた設計で提供する「wizpy Style」の一つで、ディスクレス・クライアントでの起動が可能であり、ポータビリティに優れているなどのwizpyの特長がベースとなっているため、実績のあるセキュアクライアント・システムの一歩進んだ活用を実現します。数種類の製品を予定しており、第一弾として「wizpy Style TC703」を5月14日より提供を開始いたします。

個人情報保護法や日本版SOX法などの法令によって、企業は以前にも増して自社のデータを適切かつ安全に取り扱うことが求められています。しかし、ネットワーク環境の整備や、ノートPC・CD-ROMなど持ち運び可能な記憶媒体が簡単に入手できることから、企業内に存在するデータが流出する危険性が常にあります。このようなことから企業活動のインフラとなる情報システムのセキュリティ対策を企業全体で取り組むことが求められてきました。

wizpy Style TC703は、ユーザーが使うPCなどのクライアント端末に必要最小限の処理をさせ、ほとんどの処理をサーバー側に集中させるシンクライアントを実現するクライアント側のOSおよびアプリケーションです。シンクライアントは、サーバー側での集中管理によるセキュリティの向上と管理コスト削減というメリットがあり、昨今普及しているアーキテクチャーですが、クライアント専用端末の新規導入が必須であったり、商用OSや商用アプリケーション採用による高価なライセンスコストなどの課題もありました。当製品はこれらを解消する内容となっています。

■ wizpy Style TC703の特長

- 既存資産の有効活用
既設のPCをクライアント端末として利用することで資産を有効活用できると同時に、低価格でセキュアクライアント環境を構築することができます。

- 優れたポータビリティ
企業内の各ユーザーがwizpy Style TC703でクライアント環境を持ち運ぶため、フリーアドレスでの利用が可能です。また、席が固定されている場合も座席移動の際、ネットワーク等の設定変更がなく、システム管理の手間が軽減されます。

- 記録領域のない仕様
通常のwizpyと異なりユーザーの記録領域がないため、情報が外部に出るリスクのない仕様となっています。

- 利便性に優れた運用
システム管理者がサーバー側で各アプリケーションの設定やアップデートを一括してコントロールすることにより、管理者と利用者の負荷を軽減することができます。また、Webのブックマークやドキュメントのテンプレートなどクライアント個別の設定をサーバー側に保存することができ、利便性に優れた運用を実現します。

- 様々なハードウェアデバイスに対応
wizpy Style TC703は、株式会社ハギワラシスコムが提供するストレージデバイスUDRWに対応しています。UDRWは、CD-ROM領域とリムーバブル領域を一つのデバイスに搭載した先進的なデバイスで、シンクライアント化するPCに接続するだけで、wizpy Style TC703を簡単に起動することを実現し、ユーザー毎に必要な設定をリムーバブル領域に保存することが可能です。
また、wizpy Style TC703は、CD-ROMやCF、USBメモリといったストレージデバイスから起動することが可能です。

- 実績あるソリューションとの連携
オプションとして、実績のあるシンクライアント・ソリューション「Citrix」や「Go-Global」を導入することも可能です。

今後は、セキュアクライアントへのニーズが高いことから、指紋認証と連携するなど更に開発を進め製品を展開していく予定です。

■ wizpy Style TC703関連URL
(リンク »)

■ wizpyについて
wizpy は、これまで当たり前であったPC(ハードウェア)「1」に対しOS(ソフトウェア)「1」という考え方から、OS「1」を持ち歩くことで「n(不定数)」のPCを利用できる新しいコンセプト「PC2.0」を実現する次世代型のデバイスです。ポータビリティに優れた50gほどの小さなデバイスで自分のPCソフトウェア環境一式を特定のパソコンに縛られることなく自由に携帯することができます。自宅、学校、会社、外出先など、どこにいてもメールやウェブなど、通常使うパソコン環境をそのまま履歴ごと携帯することができるため、常に最新に更新された使い慣れた環境を利用でき、利便性に優れています。またwizpy 接続先のPCにデータが残らずパスワードやクレジットカード番号等の重要な個人情報の漏洩を防ぐなどセキュリティにも強く、wizpyには次世代型の IT活用を実現できる機能が搭載されています。携帯型OS機能という既存にないタイプの製品でありながら音楽やビデオ、ラジオなど様々なマルチメディアプレイヤー機能も持ち合わせ、親しみやすい設計となっています。

■ wizpy Styleについて
wizpy Styleは、目的別に実績のあるアプリケーションをwizpyによる新しいPCの活用法と組み合わせて提供していくものです。USB経由で起動できることや優れたポータビリティなどwizpyのコンセプトを生かして設計されていますが、外観はwizpyと異なることがあります。企業向けのセキュアクライアント製品「wizpy Style TC703」をはじめとしたラインナップの拡充を予定しています。

LinuxはLinus Torvalds氏の商標です。ターボリナックスおよびTurbolinuxは、ターボリナックス株式会社の商標または登録商標です。その他、記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

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