しており、全国14拠点のコールセンターで顧客からの問い合わせ対応や旅行ツアーの
受付を行っています。旧システムでは、各拠点に分散配置されたPBXを個別に運用し
ていたため、拠点ごとのオペレータ数や回線数の制約からピーク時に電話を受けきれ
ない場合がありました。また、コール数の統計情報を収集・管理するシステムも拠点
ごとに設置していたため、統計情報の一元的な管理が困難という問題も抱えていまし
た。
上記の課題を解決するため、日本アバイアとNTTコミュニケーションズは、各拠点に
分散していたデジタルPBXを、データセンターに設置したIP-PBXソフトウェア「Avaya
Communication Manager」を搭載した「Avaya S8720 Server」に集約し、一元的な運
用管理が可能なIPテレフォニーシステムの導入を提案しました。
クラブツーリズムは、主要拠点で使用していたアバイアのデジタルPBX「DEFINITY」
の高い信頼性・安定性と、一元管理による運用コストの効率化を評価し、アバイア製
品の採用を決定しました。DEFINITYの資産継承による設備投資コストの抑制、IPテレ
フォニーによるシステムの拡張性の点も評価されました。
今回納品したシステムでは、データセンターに「Avaya S8720 Server[1]」、「Avaya
G650 Media Gateway[2]」およびコール情報の統計処理を行う「Avaya CMS(Call
Management System)」を設置、本社を含む14拠点に「Avaya G650 Media Gateway」を
設置してIPセントレックスによる一元的な運用管理を実現しています。また、本社に
バックアップ用の「Avaya S8720 Server」と「Avaya CMS」を設置して冗長性を図っ
ています。
本システムの導入により、15拠点の運用管理が一元化されるとともに、拠点間におけ
る通話がIPネットワーク上の内線化により無料となり、運用コストが低減されまし
た。また、障害時のバックアップシステムと、コール数の統計情報を一元的に収集・
管理するシステムも整備されました。
従来、他社製PBXを利用していた拠点には、新たにアバイアのIP電話機を導入しまし
たが、DEFINITYを使用していた拠点は既存のデジタル電話機(約2,000台)を流用す
ることで設備投資コストを抑えながら、オペレータの電話操作性を保護しています。
クラブツーリズムは今後、統合されたコール数の統計情報を分析し、オペレータの増
強やシステム拡張などの判断に活用していく予定です。また、顧客に合わせたきめ細
かな相談対応により、ビジネス機会をさらに拡大するため、コールセンターとCTI[3]
(Computer Telephony Integration)の連携を強化していく計画です。
本件に関する詳細は、ユーザー事例サイトをご覧下さい。
(リンク »)
アバイア(Avaya Inc.)について
アバイア・インク(本社所在地:米国ニュージャージー州バスキングリッジ、NYSE:
AV)は企業の競争優位性の実現を支援するインテリジェント・コミュニケーション・
ソリューションを提供しています。アバイアのIPテレフォニー、ユニファイド・コ
ミュニケーション、コンタクトセンター向けソリューション、
Communications-Enabled Business Process(CEBP)ソリューション*は、FORTUNE
500R社の90%を含む世界の100万社以上の企業に採用されています。また、アバイア・
グローバル・サービスはあらゆる規模の企業に包括的なサービスとサポートを提供し
ています。
詳細は、アバイアのWebサイト (リンク ») をご覧ください。
日本アバイアについては、 (リンク ») をご覧ください。
* CEBPは、ビジネスの遂行に必要とされる関係者のコミュニケーションを自動化する
ことで、業務効率やサービス品質の向上を支援するソリューションです。
※AvayaおよびアバイアのロゴはAvaya Inc.の登録商標です。その他すべての商標は
個々の商標権者に帰属します。
用語解説
[1] 分散型ネットワーキングをサポートし、コールプロセッシングの一元管理を行
うサーバー
[2] 公衆回線網やIPネットワーク、TDMネットワーク間のゲートウェイとして音声、
データ、FAXおよびメッセージングの音声トラフィックと制御トラフィックの交換処
理を行うゲートウェイ
[3] 電話やFAXをコンピュータシステムに統合するための技術
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。