3PAR が System Reporter に Oracle Database 11g サポートを追加

3PARは、3PAR InServストレージサーバ用の Web ベースのパフォーマンス履歴および容量管理レポートツール、「3PAR System Reporter」の新しいバージョンを発表。3PAR System Reporter のこの新しいバージョンでは、大規模データベースと多数の同時接続ユーザー環境への導入に最適な、Oracle Database 11gをサポート。Oracle Database 11gをサポートすることにより、System Reporter を利用する企業およびシステムプロバイダのお客様は、選択できる構成の幅が広がり、より柔軟な構成を実現できる。

3PAR System Reporter は、3PAR InServ ストレージサーバのプランニング、モニタリング、およびトラブルシューティングを簡単にするために設計されたツール。使いやすい Web ベースのインターフェイスの System Reporter を使用して、3PAR アレイのパフォーマンス履歴と容量使用率の完全な一覧を表示することが可能。System Reporter を使用することにより、サーバやアプリケーションデータセット (仮想 LUN) ごとにレポートを作成、表示して、毎秒の I/O、M/B秒、I/O のサービス時間 (I/O ごとのレイテンシー) など、主要なパフォーマンス計測値を確認できる。ユーザーは System Reporter を使用し、容量使用率と構成を即座に確認し、データストレージ容量のインベントリ、増大、調達を簡単に管理できる。また、System Reporter には、レポートを簡単にエクスポートする機能や、ストレージ階層、3PAR Virtual Domain (物理 InServ ストレージサーバ内の仮想アレイ) ごとの必要な計測値を明快にレポートする機能が備わっている。

2006 年のリリース以来、System Reporter を使用している 3PAR 顧客数は大幅に増えている。この増加傾向の中で、多数ユーザーによる同時接続や、大容量データをご利用のお客様も増え続けている。3PAR System Reporter と Oracle Database 11g を組み合わせることにより、このようなお客様の要件を満たすと同時に、選択できる構成の幅が広がり、導入するデータベースの種類も柔軟に選択できるようになる。

The Clipper Group, Inc. の I. T. Architectures and Strategies 部門を統括する Anne MacFarland 氏は、「ストレージ管理にはさまざまな詳細計測値が必要です。また、発生する問題は、特に仮想環境や多種が混在する環境では慢性的であることが多く、診断も困難です」と語った。「計測値のレポジトリとして Oracle がサポートされるようになると、System Reporter ではより大規模かつ細かいデータの分析が可能になり、意思決定がすばやくできるようになります。3PAR Virtual Domains 仮想マシンソフトウェアと組み合わせることにより、3PAR のソリューションは、効率性と有効性の両方を達成できるようになります」

「拡張を続ける大規模インフラストラクチャの管理は、要求が厳しく時間のかかる作業です。 Oracle Database 11g サポートの追加により、3PAR のさらに多くのお客様が System Reporter のメリットを享受できるようになり、複数の InServ のシステム履歴データを統合できるようになります」と 3PAR の社長兼最高経営責任者、David Scott 氏はコメント。「System Reporter は、トラブルシューティング、プランニング、統合モニタリング、サービスレベル契約、およびチャージバックサポートに必要な情報の提供に有効なツールであり、System Reporter を利用するお客様は増え続けています。Oracle Database 11g ユーザーを私どものお客様としてお迎えできることを、とてもうれしく思います」

System Reporter には、内蔵データベースと Apache(TM)Web サーバが含まれている。Oracle Database 11g は、オプションのデータベースとしてサポートされていますが、System Reporter には付属していません。3PAR System Reporter の最新バージョンはすぐに入手が可能。



【本件に関するお問い合わせ先】
3PAR株式会社　
広報担当　清水

tel:0352691038