2008年5月、中国の通信産業界に再編の波が起こり、既存の通信企業の合併・連衡(M&A)のニュースがあふれかえった。例えば、China TelecomはChina UnicomのCDMA回線を取得し、China UnicomはChina Netcomに買収された。また既存のオペレータであるChina MobileもChina Railcomを獲得した。
「この再編の背景には、これまで主要オペレータの2社は固定網、2社はモバイルであったものが、4社ともがそれぞれに幅広く通信サービスを提供するオペレータになろうとする考えがある。現在では、3社が同等のサービスで市場に参加している」とインドの調査会社RNCOS社の通信アナリストは言う。
この3社のオペレータとは、China Mobile、China Telecom、China Unicomで、世界最大の通信市場である中国のネットワークの拡張に、莫大な投資を計画している、とRNCOS社の調査レポート「中国の通信市場調査:市場概況、技術、将来予測」は報告する。この投資のほとんどは、既存のネットワークの統合やアップグレードに対して行われ、既存のインフラで固定電話や携帯電話のサービスを行えるようにするためのものである。
最近、China Unicomは、無線インフラ展開のために、今後2年間で146億ドルの投資が必要だと表明した。また、China Telecomは、新しいCDMAインフラ開発の積極的な戦略を採用している。さらに、中国の通信産業で最も注目を集めているのは3Gである。様々な企業が3Gに多額の投資をしており、多くのプロジェクトが実施予定である。
しかし、ビジネスチャンスはネットワーク向上と拡大だけではない。急速に発展しつつある中国の通信産業は、通信機器ベンダ、ITサービスプロバイダ、3Gアプリケーションデべロッパーなどの様々な企業に非常に大きな可能性を提供するだろう。
【調査レポート】
中国の通信市場調査:市場概況、技術、将来予測
Restructuring and 3G - New Dimensions for China Telecom Sector
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