ARRI社がPTC(R) CoCreate(R)を活用 ハリウッド映画界での事業の推進に貢献

CoCreate Modeling(TM)で設計した16ミリフィルムカメラ「ARRI 416」が世界最高の静音化を達成

PTCジャパン株式会社

2009-03-26 00:00

【2009年3月26日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、国際的に評価の高いフィルムカメラ専門のARRI Austria(本社:ドイツ)社が、世界最高の静音化を実現した16ミリフィルム用カメラの設計にCoCreate Modelingを活用したとの米PTC社の発表を明らかにしました。CoCreateはPTCのエクスプリシットモデリングおよびデータ管理ソフトウェア製品で、軽快に、かつ柔軟に製品設計を行うことができるソリューションです。過去22年間、ARRIは、あらゆる製品の設計において臨機応変に製品設計と効率的なプロジェクト管理を推進するため、CoCreate ModelingおよびCoCreate Model Manager(TM)を活用してきました。ARRIへのCADサポートは、PTCのパートナーであるテックソフト(TECHSOFT)社がフルサポートを提供しています。
ARRI Austria社は、ミュンヘンに本拠を置くアーノルド・アンド・リヒター(Arnold & Richter)社のフィルムカメラ・付属品の研究開発機関として1986年にウィーンに設立されました。今日では、ARRIのカメラは世界のほぼすべての著名な撮影スタジオで使用されています。テクノロジーやエレクトロニクス、光学技術は、短期間で著しく進化し続けるため、ARRIではカメラの新機種の80%から90%は一から開発されています。設計チームでは、構想設計から発売の直前まで、大規模な設計変更を実施しており、CoCreateのエクスプリシットモデリング手法は、このような設計戦略に必要な柔軟性を提供してきました。

設計チームはCoCreate Modelingを活用し、高度にカスタマイズされたARRI 416を完成させました。ARRI 416は、20デシベル(A)未満という世界最高の静音化を実現した16ミリフィルムカメラで、極めて小型かつ軽量で、点検・修理がしやすい製品です。試作機は極限の使用条件を想定し、温度は華氏-20度から110度(摂氏-28.9度から43.3度)、湿度は95%までの環境下でのテストを実施しました。さらに、撮影スタジオやさまざまなロケ現場でのカメラマンによる実証テストを行い、その結果をもとに最終段階でさらに変更が加えられました。

ARRI設計部門責任者のジョセフ・ハンドラー(Josef Handler)氏は、「高額な報酬を受けているハリウッドスターがセットにいる場合、撮影用カメラには100%の信頼性が求められます。PTCのエクスプリシットモデリング手法のおかげで、開発の最終段階でも迅速かつ容易に設計変更を加えることができます。この柔軟性は、ARRI 416のような全くの新開発である製品には不可欠です」と述べています。

CoCreateプロダクトマネジメント部門ディレクターのマーティン・ノイミュラー(Martin Neumueller)は、「CoCreate Modelingは、多くの設計変更をともなう革新的な新製品の開発を最適なソリューションとしてサポートしています。ARRI 416は、同製品の設計戦略に合致したCADシステムを利用することの重要性を裏付けています」と述べています。


* 以下のURLにて画像を参照いただけます。
■ARRI 416
(リンク »)


ARRI Austriaについて
ARRIグループは、世界最大かつ最も革新的な映画撮影用カメラ、関連機器、および照明装置のメーカーです。ドイツのミュンヘンにあるARRI本社には、研究、設計、組み立て、検査の各部門をはじめ、管理、営業およびサービス部門が配置されています。各国における営業およびサービスは、米国、カナダ、英国、オーストラリア、イタリア、オーストリアに点在するグループ子会社が担当する一方で、40社の代理店で構成するネットワークにより、世界各地で販売およびサポートサービスを提供しています。その革新的な製品により、ARRIグループは映画芸術科学アカデミー(オスカー)から科学技術賞を13回受賞しており、他にも多くの受賞歴があります。

PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。Webサイト: (リンク »)


* PTCの社名、ロゴマークおよびCoCreate、CoCreate Modeling、CoCreate Model Manager、Windchill、Pro/ENGINEER、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以上
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