これら昨今の会計制度の大変化は、企業が行なってきた従来の業務手続きに大きな変更を与え、同時に、企業の情報基盤である財務会計システムの刷新や機能補強を求めるものとなっています。
このような背景を踏まえ、GRANDITコンソーシアムでは、内部統制への取り組みとして、COBIT for SOX 2nd Edition を参照し、機能強化を実現したGRANDITV1.5シリーズを07年度夏にリリースし(2007年7月5日公表 (リンク ») )、現在は「GRANDIT」の会計コンバージェンス対応として、新リース会計基準への対応、工事契約に関する進行基準適用への対応を完了しております。
しかしながら、GRANDITコンソーシアムでは、今後更なる複雑化が予想される会計領域の専門的な支援サービスが必要と考え、新たなGRANDITパートナー・カテゴリーとしてCPAパートナーを新設し、その第1号パートナーとして、多数の公認会計士・税理士を擁するグローバル・パートナーズ・コンサルティングとの協業を開始する事と致しました。
今回の協業を通じ、「GRANDIT」に、グローバル・パートナーズ・コンサルティングの専門ノウハウを融合し、IFRSへの対応支援サービスや、肥大化している内部統制運用コストのスリム化支援サービスの提供などを中核としてお客様の多様なニーズにお応えする体制の充実化を図ってまいります。
インフォベックとグローバル・パートナーズ・コンサルティングでは、上記支援サービスについて、今後1年間で、上場企業10グループ、50法人に対して導入することを目標としています。
用語解説
●GRANDITコンソーシアムについて
GRANDITコンソーシアムは、顧客視点に立ち、日本企業に最も適し、最新技術基盤を採用したERP
パッケージソフトを開発するために2003年10月に設立された。製品完成後も製品とサービスの絶え間
ない成長をめざし、定期的な活動を続けている。現在は、ITエンジニアリング、インフォコム、ウチダユ
ニコム、NECネクサソリューションズ、オージス総研、オリンパスシステムズ、システムインテグレータ、
双日システムズ、DACS、日商エレクトロニクス、パナソニック電工インフォメーションシステムズ、べニッ
クソリューション、ミロク情報サービス(以上50音順)の13社により構成され、ビジネスパートナーは40社を超える。
● 完全Web-ERP「GRANDIT」について
「GRANDIT」は、コンソーシアム方式により業界を代表するSI企業のノウハウを集大成したWEB-ERPで、経理、債権、債務、販売、調達・在庫、製造、人事、給与、資産管理、経費の計10モジュールにより構成されている。BI、EDI、ワークフロー等を標準搭載し、多通貨機能、マルチカンパニー、柔軟な組織変更への対応など、中堅企業向けながら、大企業にも必要とされる機能を豊富に盛り込んだ製品となっている。インターネット時代を代表するWeb-ERPという先進的な特徴が好評で、これまで400社・1600サイトにのぼる導入実績を上げており、日本を代表するERPとして急成長している製品である。09年度からは完全Web-ERPの優位性を生かし、国産パッケージとして初となるSaaSサービスを開始する。
● 株式会社グローバル・パートナーズ・コンサルティングについて
株式会社グローバル・パートナーズ・コンサルティングは、公認会計士及び税理士が主体となり運営されている。会計税務顧問、M&A支援、組織再編支援、株式上場支援などの業務を行っており、特に昨今の企業を取り巻く環境の変化に対応すべく、内部統制の整備運用支援、IFRS(国際財務報告基準)導入支援などには力を入れている。また子会社の株式会社グローバル・パートナーズ・テクノロジーでは、会計専門家とIT専門家の融合による、経営者並びに管理部門のITサポーターとしての各種サービスを提供している。
● 用語解説
注1:CPA(Certified Public Accountant): 公認会計士
注2:IFRS(International Financial Reporting Standards):国際財務報告基準
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。