日本ユニシスは12月6日、インフォベックが提供するウェブ型統合基幹業務システム(ERP)「GRANDIT」と連携可能なハイブリッド型クラウドサービスを共同で拡充することを発表した。第1弾として「GRANDIT BCP ソリューション」の提供を開始した。月額利用料金23万7000円から(税別)。
ユニシスとインフォベックは2010年5月からGRANDITをクラウド環境で提供している。今回のサービス拡充で、ユニシスのIaaS「U-Cloud IaaS」を基盤として新規と既存のユーザー企業の両方にクラウドサービスの利用を勧めていく。インフォベックは新たに創設した「GRANDITクラウドパートナー」にユニシスを認定し、インフォベックが販売面で提携している51社の「GRANDITパートナー企業」を通じてGRANDIT BCP ソリューションを販売していく。

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GRANDIT BCP ソリューションは基幹システムとクラウドサービスを融合して、通常時は安価なデータバックアップとして利用。災害時にクラウドサービスで早期の業務復旧を実現できるといい、バックアップシステムとデータ保管の運用負荷を大幅に軽減できるとしている。今回のサービスのバックアップとBCPのサイトは、U-Cloud IaaS上で展開される。ユーザー企業が独自にBCP専用環境を構築する必要がなく、BCP専用環境の自社保有する場合と比較して、約50%以上のコスト削減が可能という。