組織の意思決定における統計解析の活用拡がる

SPSSの予測分析ソフトウェアPASW Statisticsにより、マーケティングコストを削減、解約を防止、不正行為を抑止

エス・ピー・エス・エス株式会社

2009-07-14 14:00

米国イリノイ州シカゴ発 - 近年のIT技術の進展によるデータ環境の整備やPASW Statisticsをはじめとする統計解析ソフトウェアの普及により、いま、多くの組織が、より客観的な意思決定を行うために統計解析を利用しています。今回、SPSSの統計解析ソフトウェアPASW Statisticsを活用し、組織の目標を達成している企業や組織をご紹介します。
近年のIT技術の進展によるデータ環境の整備やPASW Statisticsをはじめとする統計解析ソフトウェアの普及により、統計解析を活用して意思決定を行う企業ならびに組織が増加しています。それに伴い、データから実用的な洞察を導き出す統計学者やビジネスマンがリーダーシップをとる機会も増えてきてきました。事実、米国CareerCast.comが発表した結果によると、現代の人気職業ランキングで、数学者が1位、統計学者が3位にランクされました。(データの一部は米国労働統計局および国勢調査局を利用)
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このような市場動向について、SPSS Inc.の会長、代表取締役社長兼CEOのジャック・ヌーナンは、次のようにコメントしています。

「あらゆる産業にとって、統計解析ソフトウェアを導入してビジネスプロセスを改善することは利益につながります。データを活用した意思決定に注目が高まるにつれ、統計学者やアナリストの地位も世界的に向上しています。裏方で大量の数字と格闘するというイメージは、もはやありません。膨大なデータを戦略的で強力な競争優位に変えることのできるこれらのアナリストに注目が集まっているのです。」

また、アメリカ統計学会のロン・ワッサースタイン氏は次のように語っています。
「世界は急激に変化していますが、技術革新とグローバリゼーションによって加速されたこれらの変化により、定量分析に関するニーズは高まる一方です。統計の必要性、影響力、共にますます高まり、民間企業、政府機関、そして教育機関における統計学者と統計学の課題、機会も急激に増加しつつあります。」


今回、PASW Statisticsを活用し、組織の目標を達成している企業や組織をご紹介します。


■JCペニー / JCPenney Co., Inc.
(小売業/米国)

アメリカとプエルトリコで事業を展開し、米国を代表する小売業者のひとつであるJCペニー社。同社は、統計解析ソフトウェアPASW Statisticsを活用して、顧客満足度やブランド認知、店舗環境に関する顧客アンケートデータの分析を行っています。同社は、膨大な顧客データを分析することにより、顧客像を正確に把握することが可能になりました。同社にとってPASW Statisticsは、顧客データをビジネスにおける大きな推進力とするための欠かすことのできないツールとなっています。
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■ボーイング社員信用組合(BECU) / Boeing Employee Credit Union
(信用組合/米国)

米国第4位の信用組合であるボーイング社員信用組合(BECU)。同社は、顧客満足度の改善にPASW Statisticsを活用しています。BECUのマーケティング統計アナリスト、カル・バイアリー氏は次のように語っています。
「PASW Statisticsにより、メンバー紹介プログラムのトラッキングやATM引出時のリスク管理が改善された結果、お客様満足度を大幅に向上できました。今では、データを十分活用して、関連情報を素早く見つけることができます。たとえば、預金へのアクセスを増やすための予測モデルの導入により、BECUを高く評価するメンバーが6%増加しました。」
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■ハーシー・エンターテインメント・アンド・リゾート / Hershey Entertainment & Resorts
(サービス/米国)

米国の象徴ともいえるチョコレート、ハーシーのリゾート部門であるハーシー・エンターテインメント・アンド・リゾート社は、PASW Statisticsを利用して、顧客調査データの分析を行っています。同社のメディア・リサーチ・マネージャーであるマイケル・パイファー氏は次のように語っています。「PASW Statisticsは、お客様の旅行の習慣や好み、意見に関する調査データを分析するための主要ソフトウェアです。データを詳しく分析し、お客様のニーズや、新サービス提供の改善方法をより詳しく理解することができるようになりました。当社にとっての利益、改善を実現することができたのです。」
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■プレミアライン・ダイレクト / Premierline Direct
(保険業/イギリス)

イギリスの保険会社プレミアライン・ダイレクト社は、PASW Statisticsを使って顧客データを分析し、最も解約しやすい顧客を対象に個別に電話をかけるという戦略を取っています。同社は、顧客の解約防止にPASW Statisticsを活用しています。顧客データを分析し、最も離反しそうな顧客層を発見し、個別に電話によるアプローチを行うというプロモーションを実行。この結果、6ヵ月間で保険の更新を16%増加させることができました。

また、マーケティングマテリアルや広告ターゲットを、より正確にまた広範囲に行えることにより、マーケティング・キャンペーンのROIを確保できるようになりました。

同社の研究開発アナリスト、ホン・ファン・リー氏は次のように語っています。
「市場競争の激化と経済不況により、対象となるお客様および価格の設定には、革新的方法が必要になっています。PASW Statisticsによってビジネスインテリジェンスが向上した結果、価格設定、マーケティング、そしてレポートの面で効率改善が得られました。今日のビジネス環境において、これらを無視する企業はないでしょう。」
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■デンバー市 / City and County of Denver
(行政/米国)

コロラド州最大の雇用者として約13,000名の職員を抱えるデンバー市。
PASW Statisticsを導入することによって人員計画を改善し、日常業務の円滑化に役立てています。同市のキャリア・サービス・オーソリティ・エグゼクティブ・ディレクター、ジェフ・ドーラン氏は次のように語っています。「デンバー市にとって、効率的なサービスを一貫して市民の皆様に提供することは最大の目標です。PASW Statisticsにより、経済状況の変化、市況の悪化にもかかわらず、労働力を戦略的に強化し、確実で関連性の高い、統計的に信頼できるデータによって市の将来に対し、より良いロードマップを描くことができました。」
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■ハドック・リサーチ&ブランディング / Haddock Research & Branding Inc.
(市場調査/米国)

気候変動とエコ経済に焦点を当てた総合マーケットリサーチ会社、ハドック・リサーチ&ブランディング社は、PASW Statisticsを環境調査に利用しています。同社社長のピーター・ウィンタース氏は次のように語っています。
「PASW Statisticsを使うことで、気候変動とエコ経済に対して人々がどのように感じ、考え、行動しているか、またこれをビジネスや政策にどのように生かすことができるかを把握できます。また、分析力が向上し、堅牢性を備えた質的な洞察が可能になりました。」
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■アンフィア病院 / Amphia Hospital
(医療機関/オランダ)

オランダ最大の総合病院のひとつであるアンフィア病院は、PASW Statisticsを使用して医療リスクを予測し、病院の経営資源の効率的な割り当てを行っています。同病院のデータアナリスト、ニールス・カムスト氏は、次のように語っています。
「競争が過熱化しているオランダの医療市場を勝ち抜くために、PASW Statisticsを利用して患者数、必要な職員数、治療処置のリスクに関するデータの収集と分析を行っています。この分析によって、データの裏側に隠された実態を詳細に把握し、データを意思決定に利用することが可能になりました。また、必要人員を予測したり、心臓バイパス手術に伴うリスクをより正確に判断することもできます。」
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■ビートブリィング / Beatbullying
(NPO/イギリス)

いじめのない世界を目指すイギリスのいじめ撲滅慈善団体であるビートブリィングは、PASW Statisticsを使っていじめの犠牲者へのサポートを強化しています。同団体の開発ディレクター、ジョン・クイン氏は次のように語っています。「PASW Statisticsにより、適切な対応とリソース配置が容易にできるようになりました。我々はすでに、いじめのリスクを負った子供たちの数を減らすための社会動向を10年先まで考えています。」
「我々のような慈善団体は資金を必要とし、資金援助を得るための活動には、適切な情報を得ることが不可欠です。PASW Statisticsを導入した結果、来年は大幅なROIを見込むことができ、またデータに基づいて我々の活動の効果を詳細に示す説得力のあるレポートを作成することで、さらなる資金調達が可能になると考えています。」
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■SPSSについて
SPSSは、予測分析(Predictive Analytics)ソフトウェアとソリューションをグローバルで提供するリーディングカンパニーです。SPSSのPASW製品(Predictive Analytics Software/予測分析ソフトウェア)は、データ収集、統計、モデリング、展開の4つの製品ラインから構成されています。PASW製品は、データ分析をビジネスプロセスに組み込み、顧客や従業員の態度や意見を捉え、将来の行動を予測し、それらの結果を意思決定に活用することを可能にします。またSPSSのソリューションは、分析、ITアーキテクチャ、そしてビジネスプロセスのコンバージェンスに焦点を合わせ、組織全体で相互に関連し合う経営課題に取り組みます。SPSSのテクノロジーは、世界中の民間企業、政府機関、そして教育機関の顧客から、新規顧客獲得、解約防止、顧客育成、不正検知およびリスク軽減などに利用され、組織の競争優位性の源泉として活用されています。1968年創立、 本社は米国イリノイ州シカゴ。日本法人は、1989年設立。詳しくはWebサイトをご覧下さい。
SPSS Inc.:www.spss.com / SPSS Japan: www.spss.co.jp
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