アルカテル・ルーセント、インターネット・コアルータ市場に参入し、インターネットの高速化と高効率化を実現

日本アルカテル・ルーセント株式会社

2012-05-23 16:00

グローバルコミュニケーションにおけるネットワークの汎用性向上と省電力を可能にする新技術を搭載した7950 Extensible Routing System (XRS)が、コアネットワークを大変革
【2012年5月22日、米カリフォルニア州サンタクララ発】アルカテル・ルーセントは、世界の通信ネットワークにおいて、大容量化、接続の高速化、消費電力削減、大幅なコストダウンを実現する最新テクノロジーにより、市場売上規模40億ドルのインターネット・コアルータ市場に参入します。詳細は、当社の新製品プレスリリースをご参照ください。 (リンク »)

世界的な電気通信機器メーカーであるアルカテル・ルーセントが本日発表した製品群 (リンク ») は、動画やクラウド型サービスの急増に対応できる、新時代のグローバルインターネットバックボーンを実現します。電話交換機が音声トラフィックや通信を制御するように、インターネット・プロトコル(IP)コアルータは、大都市圏や都市単位で、さらには全国規模のネットワークバックボーンやグローバルインターネット上でデータや動画のトラフィックを制御します。

スマートフォンやタブレットPC、インターネットテレビなどの普及に伴い、銅線、光ファイバー、およびワイヤレスブローバンド経由での高速アクセスが整備され、オンラインの動画やデータサービスの需要が急速に高まっています。こうした動向を踏まえ、コアネットワークの大容量化がネットワーク事業者にとって喫緊の課題となっています。一方、クラウド型サービスやパーソナルコンテンツの登場により、個人ユーザーや企業の要求に迅速に対応できるようなコアネットワークの柔軟性向上もますます必要になっています。

アルカテル・ルーセントの最高経営責任者であるベン・ヴェヴァイエン(Ben Verwaayen) (リンク ») は次のように述べています。
「新しいデジタル社会においては、データトラフィックを適切に制御し、クラウド上のコンテンツやアプリケーションをユーザーの手元に届けるために、ネットワークの絶え間ない急速な進歩が求められます。当社がこの分野に参入することは、データの世界における電話交換機の登場に等しい画期的な出来事です。当社のテクノロジーによって、通信事業者は動画やゲーム、写真の共有、データ消費量の多い業務用アプリケーションなどのインターネット配信をより効率的に運用できるようになります」

アルカテル・ルーセントの年次テクノロジーシンポジウムの席で講演したヴェヴァイエンCEOは、これらの新テクノロジーはアルカテル・ルーセントのIP部門が開発したもので、同部門はサービスプロバイダー向け「エッジ・ルータ」分野で25%を上回るマーケットシェアを獲得して急成長していると述べました。エッジ・ルータは、ネットワーク事業者が家庭・企業ユーザー向けのブロードバンド接続やサービス品質管理を目的に設置するシステムです。

アルカテル・ルーセントでは、3年を超える開発期間を経て完成したこれらの新製品群によって、一般的なIPコアルータの5倍以上の回線容量とパフォーマンス、66%の消費電力削減を実現できると予測しています。ネットワーク事業者によるIPコアルータへの設備投資は年間で総額40億ドルに上り*、ベル研究所の試算によれば、コアルータの消費する電力量は、2016年には世界全体で1.8テラワット(一般家庭128,000世帯分の消費電力に相当)を超えると見られています。*調査会社デルオロ・グループ調べ、2012年2月

アルカテル・ルーセントのIP部門プレジデントのバジル・アルワン(Basil Alwan) (リンク ») は次のように述べています。
「当社は10年以上にわたって最先端の半導体/ソフトウェアテクノロジーの開発に注力しています。その最新の事例が、2011年6月に発表した次世代ネットワークプロセッサチップセット『FP3』 (リンク ») です。当社はこのたび、この技術を応用し、インターネット上における最大のノードである、コアルータの製品群を開発しました。7950 XRSコアルータシステム (リンク ») は、膨大なトラフィックが集まるインターネット上の中継地点に設置されるもので、毎秒数十億件ものメッセージを正しい宛先に振り分けることができます。当社のテクノロジーにより、回線容量の増大とより柔軟なトラフィック管理が低消費電力で実現し、グローバルブロードバンドネットワークのパフォーマンス向上に寄与するでしょう」

アルカテル・ルーセントの発表を受けた通信事業者各社のコメント

英国のBT社、日本のNTTコミュニケーションズ株式会社、米国のベライゾン社をはじめとする大手通信事業者から、アルカテル・ルーセントが本日行った発表と、それによりグローバルインターネットの増強が期待されることを受けて、次のようなコメントをいただいています。

BT社のグローバル・ネットワークおよびシステム部門プレジデント、Karl Penaluna氏は、次のように述べています。
「BTは、個人や企業のお客様に対して、最新の優れたブロードバンド・サービスを提供するために、ネットワークの強化に継続的に取り組んでいます。英国全土に展開している21CNプログラムには、アルカテル・ルーセントの『7750 Service Router』 (リンク ») を長年にわたり採用しています。トラフィックの増加に対応し、当社のデータセンターにおいてクラウド型のサービスを提供するためには、英国全土に展開する当社のネットワークおよびメトロコアネットワークに100G、あるいはそれ以上にアップグレード可能なプラットフォームが必要となります。また、当社は施設内での使用スペースの縮小と省電力化にも継続的に取り組んでおり、アルカテル・ルーセントの『7950 XRS』が、このような課題の克服に寄与してくれることを心強く思っています。」

NTTコミュニケーションズ株式会社のネットワークサービス部テクノロジー部門長である伊藤文夫氏は、次のように述べています。
「ブロードバンド・サービスの普及により、IPネットワーク上のトラフィック量が世界中で急拡大しています。より多くのトラフィックを運ぶために、弊社ではネットワーク・インフラの電力やスペースの効率化が急務となっています。今回のアルカテル・ルーセントの新製品発表が、弊社が抱えている運用上やコストの課題解決の一助になるかもしれないと期待しております。」

ベライゾン社のグローバルIPおよびトランスポートプランニング&テクノロジー担当バイスプレジデント、Ihab Tarazi氏は次のように述べています。
「ベライゾンでは、メトロイーサネットサービスが著しい伸びを示しています。『7950 XRS』のようなプラットフォームの導入によって、高速化および新機能の充実に対応するための大容量化を効率的に推進することが可能になると同時に、効率化と柔軟性の向上を実現できます。ルーターの製品価値と性能向上に取り組むアルカテル・ルーセントの果敢な姿勢を称えたいと思います。」


7950 XRS ファミリの詳細

Alcatel-Lucent 7950 XRS family (リンク ») をライブ・ウェブキャストでご紹介しています。
 ウェブキャストの再生はこちら:  (リンク »)
 最新のAlcatel-Lucent TechZine 特集記事はこちら: Building a Core Router for the Next Decade 
(リンク »)
 7950 XRS のYouTube動画はこちら: www.youtube.com/watch?v=_l5A3sLbLBM  
(リンク »)
 プレスキットはこちら: www.alcatel-lucent.com/events/2012/annual-technology-symposium/ 
(リンク »)
 製品及び当社エグゼクティブの写真ダウンロードはこちら:
(リンク »)
 7950 XRSのツイッターはこちら:#rethinkthecore

原文:Alcatel-Lucent enables a faster, more efficient Internet
(リンク »)

<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は、ネットワーキングおよび通信の技術、製品、サービスの分野をリードするイノベーターであり、世界の通信事業者、各種法人、および政府機関より、長年にわたりパートナーとして信頼をいただいています。アルカテル・ルーセントが擁するベル研究所は、技術革新でネットワーキングと通信業界の形成を担う世界最先端の研究開発機関の一つです。アルカテル・ルーセントは、lightRadio™(無線ネットワーク上で消費電力と運用コストを抑えつつ、超高速インターネット・アクセスを実現するソリューション)などの革新技術が認められ、MITテクノロジー・レビューによる世界で最も革新的な企業50社 の2012年度ランキングに選出されました。アルカテル・ルーセントは、「コネクテッド・ワールド(つながった世界)のポテンシャルを形にする」という企業ミッションのとおり、コミュニケーションをよりサステナブルに、より利用しやすく、そしてよりつながりやすいものにしてまいります。
業界トップクラスの豊富なグローバルサービスの経験を有するアルカテル・ルーセントは、世界各地のローカル・パートナーとして、130ヶ国以上で事業展開を行っています。
Euronext ParisおよびNYSE:ALU/フランス法人(本社:パリ)/2011年度売上高:153億ユーロ/
URL: (リンク ») /ブログ: (リンク ») /
ツイッター: (リンク »)

<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープライズの事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手
通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006  東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)/資本金:4億円/URL(日本サイト): (リンク »)

……………………………………………………………………………
本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル・ルーセント株式会社
コミュニケーション部 山﨑 由紀子
TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7022
E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com
……………………………………………………………………………
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]