モバイル回線を利用したM2Mクラウドサービスへの期待が高まる中、今後ビッグデータを収集加工しセンターに送信できるクラウド端末と、センターから全ての端末を一括で遠隔管理するシステムが必要不可欠となります。
M2Mネットワークにおけるクライアント端末の管理、遠隔での制御などはM2Mクラウドサービス提供事業者により個別に開発され、その開発・保守・運用コストは大きな負担となっています。
サン電子は、モバイル遠隔監視で10年の実績にあるRoosterの技術と、リナックスマイクロサーバーのOEMの実績を基に「Rooster-GX」を開発いたします。そこに、資本提携したインヴェンティット社が持つM2M遠隔管理プラットフォームService-Syncをポーティングするとともにその遠隔管理サーバを開発し、M2M遠隔管理サービス事業者のアプリ開発コストとその保守・運用コストを削減できるM2M遠隔管理プラットフォームを構築します。
サン電子がインヴェンティットと共同で提供するM2M遠隔管理プラットフォームは、種々の業務アプリに汎用的に適用でき、SaaS型のクラウドサービスのために初期コストが大幅に低減され、サービス導入までの期間やコストを削減できるとともに、M2Mクラウドサービス提供事業者に効率的で安定したM2M遠隔管理ソリューションを提供します。
さらに、SaaS型遠隔監視ソリューションサービスを提供いたします。小規模の遠隔管理や、大規模遠隔監視システムのプロトタイプとしてご利用いただけます。
【Rooster-GXの特長】
●長期安定運用が可能
無人環境においても長期間での安定した運用を可能にするため、これまでの『Roosterシリーズ』で実績のある各種電源制御機能をRooster-GXにも搭載し、設定により自動電源OFF/ONが可能です。
メインCPUとサブCPUの連動により、不慮の事態が発生した場合においても復旧し易い仕組みとなっております。
●省電力設計
メインCPUをスリープ状態にしたり、周波数を抑えたモードにアクティブに変更することで、省電力モードを選べます。
・スリープモード・・・メインCPUをスリープ状態にし、RS-232Cの信号により省電力モードを解除します。
・パワーセーブモード・・・メインCPUの周波数を抑えて、消費電力を軽減します。
・3Gオフモード・・・センターサーバへデータ送信がない場合、3Gモジュールの電源をOFFにし、消費電力を抑えます。
●データロガーと3G通信機器が一体
これまで独立して利用されてきたデータロガーと3G通信機器機能を、Rooster-GXは、その両方を備えている為、2種類の機能が1台にまとまる事により、スペースやケーブルを最小限に抑え、省電力、コストダウンの効果が得られます。弊社で用意するAPIによって、アプリケーションから容易に3G通信を利用することができます。
●モバイルルーター機能
これまでRoosterで実績のあるモバイルルーター機能をリナックスのアプリケーションとして提供します。
●超小型
豊富なI/Fを持ち、3Gモジュールを内蔵していながら、コンパクトな設計。
●優れた耐環境性
保証温度範囲は、-20~60℃と環境が厳しい条件でも動作致します。
●ハードウェアの拡張性
拡張ボードにより、各種インターフェースやデバイスの追加が可能。
今後、拡張ボードのリリースを検討しています。また、ハードウェア追加の受託開発も行います。
●ソフトウェアのカスタマイズ性/受託開発
開発環境としてSDKをご用意しております。お客様でアプリケーションの開発が可能。
また、弊社でもソフトウェアの受託開発を承ります。
【Rooster-GX仕様(予定)】
CPU:Marvell kirkwood 88F6281 800MHz、ルネサス RL78/G13
RAM:256MB (512MBまで拡張可)
FROM:128MB
Ethernet:10BASE-T/100BASE-TX × 2ポート(Full/Half Duplex、Auto MDI/MDIX)
シリアル:RS-232C(DTE)D-SUB9ピン オスコネクタ 2ポート
USB:USB2.0 ホスト 1ポート
Micro SDカード:32GBまで対応
通信モジュール:3G通信モジュール(Huawei社製)
電源電圧:12V±10%
OS:Linux (Kernel 2.6)
サイズ:33(H)×91(D)×114(W) 突起部、取り付け金具除く
重量:約500g (本体)
消費電力:3G通信時/約10W、待機時/約6W、パワーセーブ゙時/約5W、スリープモード/約1W
Rooster-GXおよび、遠隔管理プラットフォームにつきましては、2012年10月2日(火)~6日(土)に開催されるCEATEC JAPAN 2012に参考出品いたします。
弊社のセンサ事業 センサプロジェクト室も、同時展示いたします。静電容量型センサLSI「ZQprobe SS1018」を使った近接センサーや液量検知センサーなどを動体展示いたします。
ぜひ、当社ブースへお立ち寄りください。
■CEATEC JAPAN 2012 シーテック ジャパン 2012
会期:2012年10月2日(火)~6日(土)
会場:幕張メッセ 千葉市美浜区中瀬2-1
小間番号:ライフ&ソサエティステージ 5B117
URL: (リンク »)
【関連URL】
本ニュースリリースURL
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Roosterシリーズ商品URL
(リンク »)
CEATEC JAPAN 2012 シーテック ジャパン 2012
(リンク »)
ファーウェイ・ジャパンURL
(リンク »)
インヴェンティット株式会社URL
(リンク »)
※「Rooster」はサン電子株式会社の登録商標です。
※その他、記載されている社名、製品名等は、一般に各社の商標または登録商標です。
【報道関係各位のお問合せ先】
サン電子株式会社 ITソリューションセンター
〒483-8213 愛知県江南市古知野町朝日250
TEL:0587-55-7750 FAX:0587-55-0815
担当:森田 友美
【製品に関するお問合せ先】
サン電子株式会社 ITソリューションセンター
〒140-0013 東京都品川区南大井6丁目26番3号
大森ベルポートD館8階
TEL:03-5753-7551 FAX:03-3766-6300
担当:営業部 高橋 哲也
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
※インヴェンティット株式会社について
インヴェンティット株式会社は、リモート管理技術を核としたソリューションベンダです。
独自開発したM2M遠隔管理プラットフォームである「Service-Sync(サービス・シンク)」をスマートフォンやタブレットを含む様々なデバイスに適用・可視化することにより、デバイスの付加価値を高め、企業のサービス構造を革新することを提案しています。
URL: (リンク »)
※ファーウェイ及びファーウェイ・ジャパンについて
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は世界有数のICTソリューション・プロバイダーです。お客様思考のイノベーションとお客様との強い信頼関係により、通信事業者向けネットワーク、端末、クラウド分野におけるエンドツーエンドの競争優位性を確立しています。ファーウェイは通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく献身しており、競争力の高いソリューション及びサービスを140か国以上で提供し、世界人口の三分の一にもおよぶ人々のICTソリューション・ニーズに応えています。
ファーウェイ・ジャパン(正式名称:華為技術日本株式会社、英語表記:Huawei Technologies Japan K.K.)は2005年11月にファーウェイの日本支社として設立されました。詳しくは、ファーウェイ・ジャパンウェブサイト: (リンク ») 、ツイッター(英語):www.twitter.com/huaweipress 、および、YouTube(英語): (リンク ») をご覧ください。
※Rooster(ルースター)とは
サン電子株式会社が提供する、M2Mネットワークへつながるルータおよびアダプタなどの製品総称です。
ファーウェイ・ジャパン製モジュール内蔵のルータや、通信アダプタセットなどのシリーズで展開。
モバイル回線の高速化に伴い、HSPA(3.5G)等といった高速通信端末に対応し、従来利用されていたISDN回線におけるバックアップ回線の代替や、工事現場の状況監視としてカメラと組み合わせて利用、BEMSなどのエネルギー監視システムなどに利用されています。また自動販売機などの中に組み込まれ、課金データや在庫データをセンターへアップロードする等、M2Mソリューションの分野で広くご利用いただいております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。