EMC、2012年第3四半期の決算を発表

EMCジャパン株式会社

2012-10-25 00:00

2012年10月24日、マサチューセッツ州ホプキントン発:EMCコーポレーション(本社:マサチューセッツ州ホプキントン、会長 兼 最高経営責任者(CEO):ジョー・トゥッチ、NYSE略号:EMC、以下EMC)は本日、2012年第3四半期の決算を発表しました。今期の業績は、記録的な連結売上高、純利益、希薄化後1株当り利益の達成が際立つ内容となりました。

第3四半期の連結売上高は前年同期比6%増の52億8,000万ドル、GAAPによるEMC純利益は前年同期比3%増の6億2,600万ドル、GAAPによる希薄後加重平均1株当り利益は前年比4%増の28セントを達成しました。第3四半期のNon-GAAP(*1)によるEMC純利益は前年同期比7%増の8億8,100万ドルでした。今期のNon-GAAP(*1)による希薄化後加重平均1株当り利益は、前年同期より8%増加し40セントとなりました。

EMCは今期、14億4,000万ドルの営業キャッシュ・フロー、11億4,000万ドルのフリー・キャッシュ・フロー(*2)を確保しました。それぞれ前年同期比12%増と16%増に相当します。第3四半期末における現金および投資残高は106億ドルでした。

EMCの会長 兼 最高経営責任者(CEO)であるジョー・トゥッチは、次のように述べています。「世界的にますます先の読めない経済状況の中、EMCがこのような第3四半期の売上と利益の伸びを確保できたのは、当社の事業が回復力に富んでいるからにほかなりません。当社は依然として、クラウド・コンピューティング、ビッグデータ、トラステッドITのトレンドを利益に結びつけ、トレンドの流れを推進するうえで、格好の位置につけています。ITは大きな変化の波のさなかにあります。お客様とパートナーにとって、循環的な景気後退を切
り抜け、投資から最大の価値を引き出し、より長期的なITとビジネスの変革に重点を置くためには、この変化の波を捉えることがいっそう重要になっています」。

EMCの社長 兼 最高執行責任者(COO)であるデビッド・ゴールデンは、次のように述べています。「EMCの事業は第3四半期も引き続き、全般的なIT支出の増加を上回るペースで成長しました。また、第2四半期末の時点に予想していたよりも警戒色の強い状況の中、市場占有率を引き上げることができました。当社の戦略、優れた製品ポートフォリオ、安定した運用・財務モデルは的を射たものである、という確信は今も変わりません。EMCでは、今後も、対応可能な市場の成長を上回る速度で成長を続けながら、シェアの拡大、将来に向けた再投資、そして株主に対する収益レバレッジの実現を図っていくことができると強く確信しています」。

■第3四半期のハイライト
ハイエンドおよびミッドティアのストレージ・プラットフォーム製品を含むEMCのネットワーク・ストレージ・プラットフォーム製品群(*3)の第3四半期の売上は、前年同期比で2%増加しました。VMAXシステム・ファミリをはじめとするEMCのハイエンド・ストレージ「Symmetrix」製品群の売上は、前年同期より5%増加しました。EMCのミッドティア・ストレージ製品群(*4)については、前年同期並みの売上を確保しました。

さらに、スケールアウトNAS「EMC Isilon」製品群とBRS(バックアップ・リカバリ・システム)製品群に対するお客様の需要が継続したことも、今期のハイライトとして挙げることができます。「VSPEX」リファレンス・アーキテクチャ・ソリューションの採用も躍進を遂げ、お客様に好評を博しており、2012年4月の発表以降、EMCパートナーによる「VSPEX」ソリューションの販売は300件以上に上ります。また、ビッグデータからインサイト(洞察力)と価値を引き出そうと、「EMC Greenplum」製品群を採用する動きは、今期も活発でした。
EMCのRSA情報セキュリティ事業の売上は、お客様が引き続きトラステッドITソリューションを必要としたことが後押しとなり、前年同期比で6%の増加を達成しました。仮想化とクラウド・インフラストラクチャの世界的リーダーであるVMware(NYSE略号:VMW)の売上も、前年同期比20%の伸びとなりました。さらに、お客様のクラウド・アーキテクチャへの移行とITの変革を推進するEMCの広範なサービス・ポートフォリオに対する需要も、引き続き堅調に推移しました。最後に、CiscoとEMCがVMwareとIntelの投資を得て設立したVCE(Virtual Computing Environment)連合も、今期「Vblock」システムの需要が安定した成長を実現し、エンタープライズ・データセンターおよびクラウド・サービス・プロバイダの間で勢いを保っています。

EMCの米国における第3四半期の連結売上高は、前年同期比8%増の29億ドルで、これは第3四半期の連結売上高の55%に相当します。EMCの米国外での営業による今期の売上は、前年同期比4%増の24億ドルとなり、第3四半期の連結売上高の45%を占めました。

■事業の見通し
以下の記載は、現時点における予測に基づくものです。実際の結果は、予想と大きく異なることがあります。この記載では、本ニュース・リリースの日付以降に発表または完了される合併、買収、売却、または事業統合に付随する潜在的影響は考慮されていません。この記載は、2012年決算に関してEMCがこれまでに記載したすべての内容を更新するものです。


以下に記載される金額および割合は、概算によるものです。
・ 2012年通期の連結売上高は、216億ドル~217億5,000万ドルと予想。

・ 2012年通期のGAAPによる連結営業利益は売上の17.8%に相当し、2012年通期のNon-GAAPによる連結営業利益は売上の24.5%に相当すると予想。Non-GAAPによる連結営業利益からは、それぞれ売上の4.3%、1.7%、0.5%、0.3%、(0.1%)に相当する、株式ベースの報酬費用、無形資産の減価償却、組織再編/買収関連費用、過年度からのVMwareソフトウェア資本化の減価償却、RSA特別料金の剰余準備金の処分が除外されています。

・ 投資収益、支払利子、その他の損益を含む、2012年通期のGAAPによる連結間接費用は2億1,100万ドル、2012年通期のNon-GAAPによる連結間接費用は2億ドルと予想。Non-GAAPによる間接費用からは、株式ベースの報酬費用である300万ドル、戦略的投資に対する利益の(3,200万ドル)、および金利スワップ損失の(4,000万ドル)が除外されています。

・ 2012年通期のGAAPによる連結EMC純利益は27億2,000万ドル~27億7,000万ドル、2012年通期のNon-GAAPによる連結EMC純利益は37億ドル~37億5,000万ドルと予想。Non-GAAPによる連結EMC純利益からは、それぞれ6億4,600万ドル、2億4,000万ドル、9,000万ドル、3,000万ドル、(1,800万ドル)、
(3,200万ドル)、2,400万ドルに相当する、株式ベースの報酬費用、無形資産の減価償却、組織再編/買収関連費用、過年度からのVMwareソフトウェア資本化の減価償却、RSA特別料金の剰余準備金の処分、戦略的投資に対する利益、および金利スワップ損失が除外されています。

・ 2012年通期のGAAPによる希薄化後加重平均1株当り連結利益は1.24ドル~1.26ドル、2012年通期のNon-GAAPによる希薄化後加重平均1株当り連結利益は1.68ドル~1.70ドルと予想。Non-GAAPによる希薄化後加重平均1株当り連結利益からは、それぞれ希薄化後加重平均1株当り29セント、11セント、4セント、1セント、(1セント)、(1セント)、1セントに相当する、株式ベースの報酬費用、無形資産の減価償却、組織再編/買収関連費用、過年度からのVMwareソフトウェア資本化の減価償却、RSA特別料金の剰余準備金の処分、戦略的投資に対する利益、および金利スワップ損失が除外されています。

・ 2012年通期のGAAPによる連結所得税率は21%と予想。株式ベースの報酬費用、無形資産の減価償却、組織再編/買収関連費用、過年度からのVMwareソフトウェア資本化の減価償却、RSA特別料金の剰余準備金の処分、戦略的投資に対する利益、および金利スワップ損失が全体として税率に及ぼす影響は1.5%に相当し、この影響を除いた2012年通期のNon-GAAPによる連結所得税率は22.5%と予想されます。この予想は、米国の2012年度研究開発税還付が2012年第4四半期についても延長されることを前提としたものです。

・ 2012年通期のGAAPによるVMware非支配持分純利益は1億5,000万ドル、Non-GAAPによるVMware非支配持分純利益は2億5,000万ドルと予想。Non-GAAPによるVMware非支配持分純利益からは、それぞれ7,500万ドル、1,500万ドル、100万ドル、900万ドルに相当する、株式ベースの報酬費用、無形資産の減価償却、組織再編/買収関連費用、過年度からのVMwareソフトウェア資本化の減価償却が除外されています。2012年通期のEMC保有VMware株式の希薄化は1,500万ドルと予想。

・ 2012年通期の営業活動から得る連結正味現金は61億ドル、フリー・キャッシュ・フローは49億ドルと予想。フリー・キャッシュ・フローからは、有形固定資産に対する付加部分である8億ドルと資産計上されたソフトウェア開発費用である4億ドルが除外されています。

・ 2012年通期の希薄化後加重平均発行済み株式は22億ドルと予想。

・ 2012年に7億ドルのEMC普通株式買い戻しの実施を予定。

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■EMCコーポレーションについて
EMCコーポレーションは、お客様およびサービスプロバイダーのビジネスの変革を行い、IT-as-a-Serviceを提供する世界のリーディング・カンパニーです。この変革には、クラウド・コンピューティングが基本となっています。EMCは、革新的な製品とサービスによって、IT部門のクラウド・コンピューティングへの旅を加速させ、最も価値ある資産である「情報」を、機敏に、高い信頼性で、効率的に、保存、管理、保護、そして分析を行うことをお手伝いいたします。 (リンク »)

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*1 2012年および2011年の各第3四半期のNon-GAAPによる業績からは、株式ベースの報酬費用、無形資産の減価償却、組織再編/買収関連費用、過年度からのVMwareソフトウェア資本化の減価償却に関連する金額が除外されています。Non-GAAPに対するGAAPの調整については、添付の付録をご参照ください。

*2 フリー・キャッシュ・フローとは、営業活動がもたらす正味の現金から有形固定資産に対する付加部分と資産計上されたソフトウェア開発費用を差し引いた額と定義される、non-GAAPによる財務措置です。2012年と2011年のそれぞれ9月30日を最終日とする3か月および9か月のフリー・キャッシュ・フローに対する営業活動から得る正味現金の調整については、添付の付録をご参照ください。

*3 EMCのネットワーク・ストレージ・プラットフォームには、EMC Symmetrix、EMC VNX、EMC CLARiX、EMC Celerra、EMC Centera、EMC Data Domain、EMC Isilon、EMC Avamar、EMC Atmosなどのハードウェアおよびソフトウェア製品があります。

*4 EMCのミッドティア・ストレージ製品には、EMC VNX、EMC CLARiX、EMC Celerra、EMC Centera、EMC Data Domain、EMC Isilon、EMC Avamar、EMC Atmosなどのハードウェアおよびソフトウェア製品があります。

■本件に関するお問い合わせ先
EMCジャパン株式会社 マーケティング本部 マーケティング・コミュニケーション部
広報マネージャ 武村綾 Tel: 03-5308-8888(代表)/ 03-5308-8867(直通) E-mail: japanpr@emc.com

EMCジャパン株式会社 マーケティング本部 マーケティング・コミュニケーション部
部長 笛田理枝子 Tel: 03-5308-8888(代表)/ 03-5308-8174(直通) E-mail: japanpr@emc.com

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