Tokyo, Nov 8, 2012 - ( JCN Newswire ) - OKIは、このたび、社内システムや社内資料をスマートデバイス(スマートフォンやタブレット端末)から安全かつ簡単に利用でき、個人所有のスマートデバイスの利用(BYOD注1)も可能にするクラウドサービス「EXaaS(TM) Mobile Desk(エクサースモバイルデスク)」に、セキュリティを確保しつつ利便性を高める機能強化を行いました。また、サービス対象のデバイスをAndroid端末に加えiPhone、iPadにも拡大し、本日よりサービス提供を開始します。
現在、業務効率やお客様へのサービス向上のために、社内システムのスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスの導入が増えています。また、社員の利便性向上や企業のコスト削減などのメリットから私物のスマートデバイスの社内利用や、災害時などでの事業継続計画(BCP注2)対策に利用する検討が進められています。しかしながら、複雑化する端末管理の手間や紛失、盗難からの情報漏えい対策が、スマートデバイス導入の課題となっています。
このような状況を背景にOKIは、2011年11月より提供しているクラウドサービス「EXaaS Mobile Desk」にBYODに対応した機能強化と対象のスマートデバイスとして、Android端末に加えてスマートデバイス市場で大きなシェアを占めるiPhone、iPadにも対応しました。
「EXaaS Mobile Desk」の新たな機能としては、スマートデバイスから社内システムへのリモートアクセスに求められる様々な機能を提供する「マイオフィスゲートウェイ」を追加しました。イントラネットや社内のWebアプリケーションをスマートデバイスに適した画面に自動変換して操作性を高めるとともに、Webアプリケーション以外のWindowsアプリケーションなど社内独自のシステムの利用も可能にします。スマートデバイスから利用するアプリケーションは、全て「マイオフィスゲートウェイ」の仮想デスクトップ上で動作し、画面だけがスマートデバイスに転送されるため、端末には一切データが残らず安全です。また、社内で利用している既存システムの改修が必要ないため、容易に導入できます。
また、社内資料をスマートデバイスから閲覧できる「マイノート」の機能強化を行いました。これまでは、アプリケーションの終了とともにスマートデバイス内のデータは、安全性のため自動的に削除され、オフライン時にはデータの閲覧はできませんでした。今回、社外での営業活動などの効率化を図るため、お客様への提示を目的としたカタログやリーフレット、ファイルサイズが大きくなるマニュアル等の資料については、暗号化の上、スマートデバイス内への保存持期間を指定可能にして、安全性を保ったまま利便性を向上しました。
「EXaaS Mobile Desk」は、指定したファイル以外は、デバイスに情報を残さないので、企業が配備するスマートデバイスの他に社員の私物のデバイスの利用が可能です。また、「マイオフィスゲートウェイ」を利用したリモートアクセスは、災害時など出社困難な場合、スマートデバイスから社内の業務システムの利用をできるため、BCP対策にも適用できます。
OKIは、本サービスの提供にあたり「EXaaS SmartWorkspace」の他のサービスメニューとも連携を図り、社内外問わず、スマートデバイスと企業システムとをシームレスに利用できるサービスを提供していきます。
【販売計画】
提供時期: 2012年11月から
月額料金(税別):
「マイノート」500円/台、10台~
「マイオフィスゲートウェイ」3,750円/台、収容端末数80台(同時接続数20台)~
契約期間: 1年~
※ 初期費 2000円/台が別途、必要です。
※ 導入コンサル、構築SI、EXaaS-企業間のVPN接続等の費用が別途、必要になる場合があります。
売上げ目標: 2015年度までに5億円
【「EXaaS Mobile Deskサービス」の提供機能】
1. 「マイノート」: 社内資料を安全簡単に閲覧できる機能
2. 「EXaaS ISM」: 紛失時の対処、不正アプリの起動制限、端末情報を収集する機能
3. 「マイオフィスゲートウェイ」: スマートデバイスから社内システムに接続し、スマートデバイスに適した画面でシステムをリモートで利用する機能
4. 「マイオフィスフォン」: スマートフォンを内線電話として利用し、社外でも「どこでも内線」を実現する機能
5. 「マイコネクト」: 「マイオフィスゲートウェイ」「マイオフィスフォン」を導入する上で必要となるスマートデバイスとEXaaS間およびEXaaSと企業間のVPN(注3)接続を提供
【「EXaaS SmartWorkspace(エクサース スマートワークスペース)」について】
スマートフォン、タブレット、PC、電話(PBX)、複合機・プリンタなどのオフィスIT機器の導入、利用、維持、管理にかかるトータルコストを削減する、OKIのオフィスIT機器向けクラウドおよびLCM(注4)サービスの総称です。
スマートフォン、タブレットなどの新機器の急速な普及に加え、PC、電話、複合機・プリンタなどのオフィスIT機器は、ネットワーク化や機能の向上から、機器の導入、利用、維持、管理業務は複雑化し、企業にとって大きな負担となってきています。さらに、個人情報保護、情報漏洩への対策、企業会計などのコンプライアンス対応も必要となり、オフィスIT機器にかかわる業務は増加する一方です。OKIは、これらの課題を解決する、オフィスIT機器向けクラウドおよびLCMサービス「EXaaS SmartWorkspace」を展開しています。
【用語解説】
注1: BYOD(Bring Your Own Device)
社員が企業などで私物の端末を持ち込んで業務で利用すること。
注2: BCP(Business Continuity Plan)
災害や事故などの予期せぬ出来事が発生した際に、企業が事業継続に取り組むうえで、事前に策定する基本計画のこと。
注3: VPN(Virtual Private Network)
インターネットなどの公衆回線上に構築する仮想的なプライベートネットワーク。
注4: LCM(Life Cycle Management)
システムの企画、開発から運用・破棄までの、工程全般にわたる業務マネジメント
【リリース関連リンク】
「EXaaS」紹介サイト: (リンク »)
概要:沖電気工業株式会社
OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 (リンク »)
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