ビットアイル総合研究所 世界初 ARMサーバ上でOpenStack Swiftの実証実験を開始

~ OpenStack Day Tokyo にてコンセプト展示 ~

ビットアイル・エクイニクス株式会社

2013-03-07 14:02

Press Release
2013年3月7日
株式会社ビットアイル


ビットアイル総合研究所 世界初 ARMサーバ上でOpenStack Swiftの実証実験を開始
~ OpenStack Day Tokyo 2013 にてコンセプト展示 ~


 株式会社ビットアイル(代表取締役社長兼CEO:寺田航平 本社:東京都品川区 以下ビットアイル)の研究開発組織であるビットアイル総合研究所(所長:長谷川章博)は、オープンソースのクラウドOSであるOpenStack(注1)のストレージプロジェクトOpenStack Object Storage(通称 Swift)(注2)をARMサーバ(注3)上で稼働させる大規模ストレージソリューションの実証実験を開始したことをお知らせします。

 昨今、企業が保有するデータの量は爆発的に増え続けており、これらのデータを安全かつ効率的に格納し、利用するための安価で高機能なストレージソリューションに注目が集まっており、この分野では、Amazon Simple Storage Service(以下Amazon S3)が先行しています。
 これらのストレージソリューションに対するニーズに対応するために、ビットアイル総合研究所では、OpenStack Swiftによる、Amazon S3に相当するストレージソリューションを開発してまいります。

■ OpenStack Swift によるストレージソリューションのメリット
 ・オープンソースであるため、独自のカスタマイズや機能追加が可能
 ・構造がシンプルであるため、運用がしやすい


 また、この度の実証実験では、株式会社アルティマ(代表取締役社長:三好哲暢 本社:神奈川県横浜市)と共同で、米国Calxeda社(以下Calxeda社)が開発したARMサーバ上でOpenStack Swiftを稼働させます。ARMサーバとOpenStack Swiftを組み合わせた実証実験は世界初の試みとなります。
 この実証実験により、電力あたりの提供ストレージ容量の拡大、低電力CPUによるコストパフォーマンス向上を実現させ、従来のクラウドサービスと比較して大幅に安価なサービスを提供していく予定です。


■ Calxeda社 低電力ARMサーバ採用のメリット
 ・従来型サーバと比較してストレージ用途では、CPUの電力を20%以上低減させることが可能
 ・省スペース構造となっているため、1サーバ筐体あたりのディスク格納領域を2倍程度大きくすることが可
 ・上記により低コストでハイパフォーマンスのストレージソリューションを構築、提供が可能


 また、ビットアイル総合研究所では、所長の長谷川章博が実行委員長を務めるOpenStack Day Tokyo 2013 において、世界初となる、この低電力ARMサーバを利用したストレージソリューションのコンセプト展示及びデモを行います。


《 OpenStack Day Tokyo 2013 について 》

【開催日】
 2013年3月12日(火)  10:00~
【開催場所】
 東京都千代田区外神田1-18-13  秋葉原ダイビル2階
 秋葉原コンベンションホール  (総合受付:2階)
【主催】
 OpenStack Day Tokyo 2013 実行委員会
 (実行委員長:ビットアイル総合研究所所長 長谷川章博)
【特別協力】
 日本OpenStackユーザ会
【後援】
 総務省
【経済産業省】
 一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)
 Cloud Business Alliance (CBA)
 仮想化インフラ・オペレーターズグループ(VIOPS)
 Open Standard Cloud Association (OSCA)
 日本OSS推進フォーラム
 特定非営利活動法人ASP・SaaS・クラウド コンソーシアム
【対象】
 クラウドを導入したいCTO・CIO層、クラウドビジネスの企画者、
 クラウド業界のビジネスユーザ、 クラウド業界内開発者、
 パートナー企業、データセンタ・テレコム業界のビジネスユーザ、
 ICTへの関心と利用率の高いビジネスユーザー
【参加費】
 無料(事前登録制)
【URL】
  (リンク »)


                                 以上

(注1) OpenStack について
 米航空宇宙局(NASA)と米国の大手クラウド事業者 RackSpace Hosting 社が中心となって開発を始めたクラウド基盤を構築するためのオープンソースソフトウエアプロジェクト。現在は、非営利団体OpenStack Foundation がライセンス管理をしており、同団体には、米IBMや米インテル、NEC、米ヴイエムウェア、米シスコシステムズ、米ヒューレッパッカードなどが参加。

(注2) OpenStack Object Storage(通称 Swift) について
 OpenStackプロジェクトの一つ。 AWS S3サービスのような大規模なストレージ(オブジェクトストレージ)サービスを実現するためのソフトウェア群。

(注3) ARMサーバ について
 低電力CPUであるARMアーキテクチャを採用したサーバ。従来のCPUを用いたサーバよりも低電力で高密度にする事が可能。

■ 株式会社アルティマについては以下のURLをご参照下さい。
(リンク »)


■ ビットアイル総合研究所について
ビットアイル総合研究所は、次世代のインターネットデータセンターに関する研究開発を行う専門組織です。
データセンターやクラウドを中心とした IT インフラに関連するファシリティ、ハードウェア、ソフトウェアなどの最新技術を調査、研究、開発することで、今後の技術進歩や新たなビジネスモデルに対応しながら、社会インフラであるインターネットデータセンター(以下 iDC)の健全な発展に貢献することをミッションとします。
研究・開発活動は、以下の 3 つを軸に推進しています。
(1)データセンターファシリティおよび IT 機器・ソフトウェアに関連する技術調査
(2)次世代 iDC 建設・構築に関連する研究開発
(3)新規事業分野および既存事業分野における次世代サービス開発を目的とした研究開発

所長: 長谷川 章博
URL: (リンク »)



【株式会社ビットアイル会社概要】
ビットアイルは、東京都心部に展開する都市型インターネットデータセンター(iDC)をコアに、企業のビジネスにおけるIT活用及びインターネットを介した様々なITサービス・事業を支援する「総合ITアウトソーシングサービス」を提供しています。(1)iDCの運営・インターネット接続環境を提供するiDCサービス、(2)ハードウェアからソフトウェアまでの監視・運用サービス、(3)サーバやネットワーク機器のレンタル及びマネージドサービス、(4)システムやネットワーク設計・構築サービス、(5)サービス型でコンピューターリソースやアプリケーションを提供するクラウドコンピューティングサービスなどにより、10万台を超えるサーバの継続的かつ安定的な稼働と事業継続をサポートしています。

社名 : 株式会社ビットアイル(JASDAQ:3811)(英文表記:Bit-isle Inc.) 
所在地 : 東京都品川区東品川2-5-5
設立 : 2000年6月
資本金 : 27 億 7,321万円(2013年1月31 日現在)
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 寺田 航平
URL : (リンク »)


<本リリースに関するお問合せ先>
社長室
TEL: 03-5782-8722
e-mail: ir@bit-isle.co.jp

<OpenStack Day Tokyoに関するお問合せ先>
ビットアイル総合研究所
TEL: 03-5461-7573
e-mail: pr@bit-isle.co.jp
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