1.背景
「Smart Workflow」は、稟議承認や各種申請などの申請作業を効率化するワークフロー製品です。多段階の承認や差し戻し設定など、日本企業で必要とされる複雑な承認ルートが簡単に設定できることから、これまで多くの企業にご利用いただいていました。
また、近年スマートデバイスの急速な普及とワークスタイルの変革により、多くの企業が外出先においてもあらゆる業務を遂行できるよう効率化が図られています。その様な中、「Smart Workflow」の承認機能を、外出先のスマートデバイスから操作したいというご要望をいただいておりました。
一方、スマートデバイスは多数のプラットフォームが提供されていることから、端末を限定しない形でソフトウェアを提供することが必要でした。このような課題を解決すべく、CSK WinテクノロジではSCSKが提供するモバイル開発/実行環境の「Caede(カエデ)」を採用し、「Smart Workflow モバイル対応オプション」を開発、提供することとなりました。
2.「Smart Workflow モバイル対応オプション」の概要
「Smart Workflow モバイル対応オプション」は「Smart Workflow」のオプション製品です。「Smart Workflow」で申請された各種申請に対し、スマートデバイスから「承認」「否認」の操作ができます。「Smart Workflow モバイル対応オプション」はスマートデバイスに専用のアプリケーションを入れていただくことで利用でき、以下の特長があります。
(1) 場所を選ばない承認が可能
外出先などからでもアプリケーションを起動するだけで承認依頼の状態が一覧で確認でき、すぐに承認できます。
(2) スマートデバイスに特化した操作性
スマートデバイスで一般的なタッチ操作に最適化された画面設計を行っています。また、申請書に添付されたWordやExcelなどのアプリケーションファイルも参照できます。
(3)クロスプラットフォーム開発環境「Caede」を使用し、マルチデバイスに対応
iPhone/iPad/Androidなどのスマートデバイスに対応し、新しい端末が提供されてもスピーディに対応します。
3.開発における「Caede」採用のポイント
(1) マルチデバイス対応のアプリケーション開発
「Caede」は、1つのソースコードにより、さまざまなモバイル端末で動作する環境を提供する、クロスプラットフォーム開発を実現しています。
(2) さまざまなウインドウサイズに対応する伸長圧縮技術
米国で特許を取得している「Elastic(伸長圧縮技術)」を使用することにより、スマートフォンだけでなく、タブレット端末のようなさまざまなサイズのウインドウに対しても、ソースコードを変更せずに対応することができます。
(3) 国内メーカーとして、アプリケーション開発まで含めたサポートが充実
SCSKは、「Caede」の開発から販売・サポートまでを行っていることとともに、アプリケーション開発まで含めて一貫して提供することができます。
4.今後の展開
「Smart Workflow モバイル対応オプション」は、2014年3月末までに50本の販売を目標としています。販売価格は、300,000円(100ユーザー/税抜)からとなります。
また、「Smart Workflow」は2013年12月下旬に、「SharePoint Server 2013」への対応を予定しています。
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