ウインドリバー、Mobile World CongressでNFVのデモをChina Mobileと実施

ウインドリバー株式会社

2014-03-03 11:00

ニュースハイライト
・POC(Proof-of-concept)で仮想化されたC-RANモバイル基地局を紹介。
・Hall 3、Stand 3A10のChina Mobileブースで行われるデモでは、Intelアーキテクチャ用に最適化されたウインドリバーのキャリアグレード仮想化ソフトウェアが採用されています。
・ウインドリバーは企業がNFVアプリケーションを迅速に導入することで、時間とコストを削減できるようにサポートすることができます。

MOBILE WORLD CONGRESS、スペイン、バルセロナ - 2014年2月24日 - ネットワーク対応インテリジェント システム向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、China Mobileと協力して、C-RAN(クラウド無線アクセスネットワーク)基地局のデモによるNFV(network functions virtualization)のPOC(proof-of-concept)を開発しました。本デモは、Mobile World Congress 2014で行われます。このPOCにはType 2のハイパーバイザであるWind River Open Virtualizationが含まれており、専用のハードウェアアクセラレータを搭載したIntelベースのサーバー上で、キャリアグレードによるオープンソースのリアルタイムカーネル仮想化機能を提供します。

仮想基地局のNFV使用事例で一般的な課題には、複数アプリケーションが稼動する仮想環境内で、低遅延で信頼性のあるデータ転送能力を行うこと、そしてほぼリアルタイムに近い環境で高性能なデータ処理を行うことなどが挙げられます。Wind River Open Virtualizationを使用したPOC(proof-of-concept)ではC-RAN基地局のライブデモを行います。このデモではネイティブに近いハードウェアパフォーマンスを実現し、ETSI NFV Industry Standards Groupの要件を順守します。

仮想化されたC-RAN基地局はIntelベースの標準的なサーバーで稼働し、レイヤー1、2、および3の機能を仮想化します。デモの目玉は厳格なリアルタイムの実行とTD-LTEおよびGSMのサポートです。Wind River Open Virtualizationにより、企業はC-RANなどの商用NFVアプリケーションをすぐに導入して高性能とリアルタイムの仮想化を実現し、商品化に要する時間と運用コストを大幅に削減することができます。

ウインドリバーの通信事業担当ジェネラル・マネージャー、マイク・ラングロアは次のように述べています。「爆発的に増加するデータトラフィックによってネットワークは限界に達しようとしているため、新たな課題に対応できるようにネットワークアーキテクチャを変革させるためにNFVが重要なアプローチとして登場しました。事業者はNFVテクノロジによってネットワークアプリケーションやサービスを柔軟に導入したいと考えています。」「ウインドリバーはキャリアグレードの仮想化を提供し、通信事業者やサービスプロバイダがクラウドデータセンターに見られるような柔軟性、スケーラビリティ、コスト、エネルギー面での利点を得られるようにします。」

Wind River Open VirtualizationはオープンソースのKVM(Kernel-based Virtual Machine)テクノロジを最適化することで、従来のIT仮想化製品のようなパフォーマンス低下を発生することなく、仮想マシン上でネットワークサービスを導入できるようにします。キャリアグレード要件を満たしているOpen Virtualizationはネイティブに近いハードウェアパフォーマンス速度を達成します。標準的なKVMの最大待機時間はネイティブの場合よりも数千%長いのが一般的です。Yocto Projectベースのインフラストラクチャを基に構築し、キャリアグレードの仮想化を実現しているOpen Virtualizationは、最新のオープンソース技術を活用したType 2のハイパーバイザです。Wind River Open Virtualizationの評価は、 (リンク ») をご覧ください。

NFV C-RANのPOC(proof-of-concept)デモは、Mobile World Congress 2014のChina Mobileブース(Hall 3、Stand 3A10)で行われます。また、これとは別にウインドリバーのブース(Hall 7、Stand 7J65)でもその他のNFVテクノロジを展示いたします。Mobile World Congressでのウインドリバーの詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

NFVとネットワークの変革によるビジネスチャンスや課題に対するウインドリバーの対応については、こちらをご覧ください。 (リンク »)

■ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、ネットワーク対応インテリジェント システム向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは10億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェアポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよびサポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェント システムの革新とデプロイを支援します。
(リンク »)

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*Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。
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