Tokyo, Apr 14, 2014 - ( JCN Newswire ) - OKIは新たなATMの監視システムを開発し、東西のデータセンタで稼働するクラウドサービス基盤「EXaaS(TM) プラットフォームサービス」上に二重化して構築しました。ATMの監視・運用・保守支援を行うOKIグループの日本ビジネスオペレーションズ株式会社(以下JBO)が、2014年4月に本システムによるATM監視サービスの提供を開始しました。システム刷新により、BCP対策およびセキュリティ強化を実現し、サービスの信頼性向上とATM利用者のCS(顧客満足度)向上に貢献します。また、JBOは受託顧客の増加にともない2014年度上期中に5拠点目となるATMの運用監視を行う「西日本ATMサービスセンタ」を大阪に設立する予定で、システム面に加え運用面でもBCP(事業継続計画)対応に万全を期します。
OKIが運営するクラウドサービス基盤の「EXaaS プラットフォームサービス」を監視システムの構築環境として採用し、東西のデータセンタにATM監視システムおよび受電システムを二重化して構築しました。データセンタはFISC(注1) の安全対策基準に準拠しており、BCP・セキュリティ面の強化を実現しています。
新しいATM監視システムは、5つのサブシステムのデータを共有化し連携することで、受託業務の堅確化や業務の効率性向上、運用コストの削減により、今まで以上に高いレベルのサービスを提供し、金融機関のCSを向上します。また、ATMベンダならではのサービスとして、ATM監視センタ側でATMの状態を現地と同様に把握し的確な対応を行うとともに、ATMの障害兆候情報を取得することで予防保守を行いATMの稼働率を向上します。さらに、ATMに設置されているオートフォンの受電については、業界初となるIP化に対応し、INS(注2)回線サービスの終息対応、通信費低減、災害時の通話確保などにも貢献します。
OKIは、国内におけるATM納入実績でトップレベルを誇り、JBOは現在30以上の金融機関にATM監視サービスを提供しています。今後、OKIおよびJBOは多くの金融機関にATMおよびサービスを提供してきたノウハウを活用し、今後もサービスを拡充していきます。
【販売計画】
月額料金: 個別見積もり
販売目標: 2016年度までに50ユーザ
【ATM監視システムの主なサブシステムについて】
サブシステム名: サブシステムの機能
ATM監視サブシステム:
- センタ側で現地ATMの係員操作画面の確認が可能、確実な状況把握と現地指示を実現
- お客様とオペレータの会話を常にモニタリングでき、作業の見える化・CS向上を実現
資金装填計画サブシステム:
- アルゴリズムの改善、お客様ごとのバリエーションの追加により精度の高い計画策定が可能となり、ATM資金切れゼロ化・装填出動回数の効率化・ATM資金総量の適正化を実現
保守サブシステム:
- ATMの障害兆候情報の取得により予防保守を実現しATMのサービス停止時間を短縮
運用管理サブシステム:
- 銀行ユーザからの要請受付と、警備出動を含む作業の進捗管理機能を持ち、管理作業の堅確化・迅速化を実現
電子ジャーナル・監視映像集中管理サブシステム:
- クラウドによるデータのオンライン集中管理と検索システムの連携により業務効率を向上
【リリース関連リンク】
ATM-LCMサービス: (リンク »)
【用語解説】
(注1): FISC
公益財団法人金融情報システムセンター
(注2): INS(Information Network System)
NTTが提供するデジタルネットワーク網サービスのこと。
概要:沖電気工業株式会社
OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 (リンク »)
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