2014年中堅・中小ユーザ企業におけるスマートデバイスのOS/キャリア選択に関する調査
調査設計/分析/執筆: 岩上由高
ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニ TEL:03-5244-6691URL:http//www.norkresearch.co.jp)は中堅・中小ユーザ企業におけるスマートデバイスの端末OSや通信キャリアの選択に関する調査を実施した。本リリースは「2014年版 中堅・中小ユーザ企業におけるスマートデバイス活用の実態と展望レポート」のダイジェストである。
<端末OSの選択は適材適所の段階へ、通信キャリアのシェアも変動の可能性あり>
■年商100億円未満の中堅・中小ユーザ企業では「Android」が首位、「iOS」「Windows」が続く
■各端末OSの長所を理解することが重要、ユーザ企業は複数OSを適材適所で使い分ける
■料金やサービス内容によって中堅・中小ユーザ企業も今後は通信キャリアを変更していく
対象企業: 全業種/日本全国/年商100億円未満の民間企業(ただし、IT関連サービス業を除く)
対象職責: 企業経営もしくはITの導入/選定/運用作業に関わる職責
調査実施時期: 2014年1月~2月
有効回答件数: 300件
※調査対象の詳しい情報については右記URLを参照 (リンク »)
■年商100億円未満の中堅・中小ユーザ企業では「Android」が首位、「iOS」「Windows」が続く
以下のグラフはスマートデバイス活用に取り組み済み/取り組み予定の年商100億円未満のユーザ企業(IT企業は除外)に 対し、スマートデバイス端末のOSを尋ねた結果である。「iOS」「Android」「Windows系(Windows Mobile/Windows Phone、Windows7、Windows8など」が多くを占めている。
端末OSの選択はアプリケーション開発や端末の管理/運用にも大きな影響を与える。スマートデバイス活用を提案する側としては「ユーザ企業がどのようなOSをどのような理由で選ぶのか?」を理解し、今後の動向を見極めることが重要となる。
本リリースの元となる調査レポートでは端末OSや通信キャリアといったスマートデバイス提案に影響を与える要因についてユーザ企業に対するアンケート調査に基づく様々な分析を行っている。次頁以降ではその一部をダイジェストして紹介する。
■各端末OSの長所を理解することが重要、ユーザ企業は複数OSを適材適所で使い分ける
以下のグラフは前頁で「iOS」と回答したユーザ企業に対して、 「端末OSの選択理由」を尋ねた結果である。
一般消費者向けで広く普及している端末OSは小売業やサービス業などが顧客向けに提供するサービスなどにおいても採用されやすくなる。こうした理由から、一般消費者向けで普及が進んだOSは企業向けにおいてもアプリケーションが充実しやすい。iOSはこの条件に合致しており、「アプリケーションが豊富に提供されているから」が44.8%と高い値を示している。
また、「使い勝手が良く、操作性が良いから」(31.3%)「端末とOSが一体化しているから」(17.9%)といった項目も比較的多く挙げられている。iOSはiPhoneやiPadと一体化しており、それに起因する使い勝手の良さをユーザ企業が評価しているものと考えられる。ここではiOSの例を示したが、AndrdoidやWindowsもそれぞれユーザ企業からの評価が高い優位性がある。
スマートデバイス活用を提案する側としてはユーザ企業から見た各OSの長所や特性を理解しておくことが重要といえる。以下のグラフはスマートデバイス活用に取り組み済み/取り組み予定の年商100億円未満のユーザ企業に対し、端末OSの選択に関する今後の方針を尋ねた結果である。
上記のグラフの設問は複数回答の形式ではあるが、端末OSを分散するかどうか?については回答結果の重複はほとんどない。「意図的に複数OSを併用し、開発終了のリスクなどを分散する」と「意図的ではないが業務ニーズに応じて複数OSを使い分ける」の合計割合はいずれの年商帯も過半数に達している。このことから、中堅・中小ユーザ企業の多くは適材適所で複数のOSを使い分ける状況になるものと予想される。
■料金やサービス内容によって中堅・中小ユーザ企業も今後は通信キャリアを変更していく
以下のグラフはスマートデバイス活用に取り組み済み/取り組み予定の年商100億円未満のユーザ企業(IT企業は除外)に対し、スマートデバイス活用における通信キャリアを尋ねた結果である。
一般消費者向けと同様に、企業向けにおいても「NTTドコモ」「au(KDDI)」「ソフトバンクモバイル」の3大キャリアが大半を占めていることが確認できる。調査レポートの中ではユーザ企業が各キャリアを選択した理由などについて詳しい分析を行っている。
スマートデバイス活用を提案する側としては「中堅・中小ユーザ企業は今後通信キャリアを変更するのか、それとも現状を堅持するのか?」を知っておくことが重要となる。以下のグラフはスマートデバイス活用に取り組み済み/取り組み予定の年商100億円未満のユーザ企業に対し、通信キャリア選択に関する今後の方針を尋ねた結果である。
「サービス内容に差がつけば、他のキャリアに変更する」や「料金に差がつけば、他のキャリアに変更する」といった項目の回答割合が4~5割に達している。今後についてはサービス内容や料金を勘案し、必要に応じて通信キャリアの変更を行っていくものと予想される。そのため、通信キャリア間の競争については今後さらに激しくなっていくものと考えられる。
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2.調査設計:
調査企画提案に基づき、具体的な調査方法の選定、調査票の設計/作成やインタビュー取材計画立案を行う
多彩な調査方法が活用できます。
定量調査(アンケート調査)
ユーザ企業の実態とニーズを数値的に把握したい
販社やSIerが望む製品やサービスの動向を知りたい
定性調査(インタビュー調査)
ユーザ企業が抱える課題を個別に詳しく訊きたい
販社やSIerがベンダに何を期待しているかを訊きたい
デスクトップリサーチ
競合他社の動向などを一通り調べたい
3.実施と集計:
設計された調査を実施し、その結果を集計する
4.分析:
集計結果を分析し、レポートを作成する
5.提言:
分析結果を基にした提言事項を作成し、報告する
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