シーメンス、設計の柔軟性を高めて生産性を3倍以上に引き上げるNX 10を発表

シーメンスPLMソフトウェア

2014-10-08 11:00

・設計時間を大幅に短縮する2Dコンセプト開発ソリューション ・いつでもどこでもタッチ・インターフェイスでNXへのアクセスが可能
シーメンスのNX(TM)ソフトウェアの最新バージョン、NX 10には、製品開発の
柔軟性を高めて生産性を最大3倍向上させる新機能が数多く搭載されて
います。例えば、2Dコンセプト開発ソリューションなどの新しいツールを
活用すれば、設計を簡単かつ迅速に作成することができ、また完全統合型の
サブディビジョン・モデリング環境を提供するNX Realize Shape(TM)ソフト
ウェアも大きく機能拡張され、ユニークな形状も非常に柔軟に作成することが
できます。新しいタッチ・インターフェイスもオプションで用意されており、
NXのすべての設計機能へのアクセスの幅を広げます。製品ライフサイクル
管理(PLM)ソフトウェアとの統合もシーメンスのActive Workspace環境を
介してさらに強化され、製品情報の検索に要する時間を削減します。
NX 10はCAD/CAM/CAE統合ソリューションとして全体を通し数々の
機能強化が図られています。

「NX 10は、ますます複雑化する製品設計の管理に必要な強固な機能と
ユーザー・フレンドリーな操作を引き続き向上させています。新機能の搭載や
機能強化により、設計で最も重要な段階のひとつである初期のコンセプト設計を
より簡単かつ迅速に行えるようになっています。新しいタッチ・インターフェイスや
Active Workspaceとの統合強化により、NX 10はこれまでにない多用性と時間・
場所を問わない製品データへのアクセス性を提供します。このアクセス性の
向上により、スマートな意思決定でより良い製品づくりをさらに推し進めることが
できます」と、シーメンスPLMソフトウェアの製品エンジニアリング・ソフトウェア
担当シニア・バイスプレジデントのJim Ruskは述べています。

製品が複雑化するにつれ、3Dモデリングによる製品設計が世界中で主流に
なっています。しかし、機械や複雑なメカトロニクス製品などの一部の業界では、
初期の設計レイアウトを2D手法で行ったほうが速くて簡単な場合があります。
新しく搭載される2Dコンセプト開発ツールは、2Dによるコンセプト開発を
可能にし、新規の設計開発を最大3倍速めます。2Dによる設計が終了したら、
簡単に3Dに移行して、3Dモデルを完成させることができます。

NX Realize Shapeも機能強化され、高度なスタイリング形状や複雑なサーフェス
を持つ製品開発でのジオメトリ・モデリングをより自由に実行することができます。
NX Realize Shapeは、エンターテインメント業界が先駆けたスムーズな形状の
3Dジオメトリを作成するための数学的手法であるサブディビジョン・モデリングが
ベースになっています。このツールはNXと完全に統合されているため、
自由曲面デザインやエンジニアリング開発に別々のツールを使う手間が
なくなることで、製品開発期間を大幅に短縮することができます。

NX 10で新たに提供されるオプションのタッチ・インターフェイスは、Microsoftの
Windows(R)オペレーティング・システムを搭載したタブレット上からNXへの
アクセスを可能にする柔軟性を提供します。これにより、いつ、どこでも簡単に
NXにアクセスしてコラボレーションを促進し、生産性を向上させることが
できます。NXへのアクセスの向上と、Teamcenter(R)への革新的なインター
フェイスであるActive Workspaceを介したPLMとのより密接な統合により、
複数の外部データソースからでも必要な関連情報をすぐに入手することが
できます。Active Workspaceへはどのデバイスからでも、場所を問わずに
アクセスできます。

NX 10ではCAD/CAM/CAEの各機能が数多く強化されています。NX CAEは
シミュレーションの統合を大幅に強化する新しいマルチフィジックス環境を
提供します。すなわち、複数のソルバーを結合して複雑なシミュレーションの
実行プロセスを効率化します。このマルチフィジックス環境はマルチ
フィジックス・シミュレーションの実行において一貫したルック&フィールを
提供するため、同じメッシュに対して共通の要素タイプ、プロパティー、
境界条件を使って、さらにはソルバーの制御やオプションをさまざまに
設定して連成解析を実行することができます。

NX CAMには新しい業界別機能が追加され、迅速でより高品質な部品加工の
プログラミングを実現します。動的に調整される新しいラフィング機能が部品の
ジオメトリに自動的に適用されて、より精度の高い金型加工を可能にします。
また、NX CMM(3次元測定機)にも新しい自動検査プログラミング機能が
追加され、PMI(製品製造情報)を使った検査スキャニング・パスの作成が
可能です。これにより、従来の接触点を用いた方法に比べ、検査プロセスを
大幅にスピードアップすることができます。

NX 10にはさらに、新しい自動車組立て製造ライン設計機能が搭載されて
います。組立て製造ラインの設計者に向けたこの新しいアプリケーションは
製造ラインのレイアウトの設計とビジュアル表現をNX内で可能にし、さらに
TeamcenterとTecnomatix(R)ソフトウェアを使えば、設計の管理、製造
プロセスの可視化と最適化を実現することができます。

NX 10は12月のリリースを予定しています。NX 10の数々の新機能の
詳細については、 www.siemens.com/plm/nx10 をご覧ください。

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび関連
サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダーです。米国テキサス州
プラノを本拠地として、これまで世界77,000社のお客さまにサービスを提供し、
900万ライセンスに及ぶソフトウェアの販売実績を上げています。製品の
プランニングから開発、製造、サポートに至る製品ライフサイクルのプロセスを
最適化することで、数多くの企業のより良いものづくりを支援しています。
シーメンスPLMソフトウェアは、ものづくりに関わるすべての人に必要な情報を
必要な時に提供して、スマートな意思決定を支援するというHD-PLMビジョンを
推進しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する
詳細は www.siemens.com/plm にてご覧いただけます。

シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165年以上にわたり、
卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を
象徴するグローバル企業でありつづけています。電化、自動化、デジタル化の
分野を中心に、世界200カ国以上で事業を展開しています。シーメンスは
エネルギー効率に優れた省資源技術を世界で最も多く提供している企業の
ひとつであり、洋上風力発電の建造においては世界一、コンバインドサイクル
発電ではタービンの主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、
そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリュー
ションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、
コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像診断装置(MR)などの
医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、臨床検査および医療情報
テクノロジーのリーダーでもあります。2013年9月末に終了した2013年度の
継続事業からの売上高は759億ユーロ、営業利益は42億ユーロでした。
2013年度の全世界の社員数は36万2,000人です。詳しい情報は、
www.siemens.com にてご覧いただけます。


注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。
NX、NX Realize Shape、Teamcenter、およびTecnomatixは、米国および
その他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.
またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、
サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。


・NXについては関する詳細は下記よりご覧ください。
(リンク »)

・Teamcenterに関する詳細は下記よりご覧ください。
(リンク »)

・Tecnomatixについては関する詳細は下記よりご覧ください。
(リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]