■想定される実証パターン例
・プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたインフラデザインの検証
・パブリッククラウドからプライベートクラウドへの移行
・ハイブリッドクラウド環境の統合運用監視
・APIを活用したハイブリッドクラウド環境での運用の自動化
■ハイブリッドクラウド実証センター「OpenStackハイブリッドクラウド実証センター」概要
OpenStackのバージョン:Juno
リージョン:ビットアイル データセンター品川エリア*1
提供するOpenStackコンポーネント:Nova、Keystone、Neutron、Glance、Horiseon、Cinder(+Ceph)、Swift
接続可能なパブリッククラウド:AWS、Nifty Cloud、SoftLayer、Microsoft Azure *2
費用:無償
*1 順次拡大予定
*2 2015年3月時点で接続可能な他社クラウドサービスはAmazon Virtual Private Cloudです。
尚、外部パブリッククラウドの利用料金はお客様負担となります。
ビットアイルは、2009年のクラウドサービス提供開始当時より、データセンターのユーザー専用環境へ柔軟にリソースを提供するというコンセプトのもと、ハイブリッドクラウドへの取り組みを行ってきました。また、2011年に研究開発を行う専門組織「ビットアイル総合研究所」を立ち上げ、OpenStackに関する実証実験や検証などを行ってきました。
近年、クラウドが多くの企業に浸透し、ITインフラ基盤のクラウド移行や新しいシステムでのクラウド活用などが広く進んでいます。そのような状況の中、クラウドサービスプロバイダーが提供するサービス基盤として、また、企業のプライベートクラウドの基盤として、OpenStackが注目されています。OpenStackは、標準的かつオープンなテクノロジーであり、構成の柔軟性が高く、また、標準的なAPIを利用することで、基盤環境のベンダーロックインを回避しやすいというメリットがあります。海外ではAWSからOpenStackベースのプライベートクラウドへ移行し、リソース管理と運用管理を最適化し、トータルコストを抑えながらセキュリティが確保された専用環境でサービスを稼働するという事例が出てきています。
また、コストを最適化し、拡張性を確保しつつ効率的・機動的なインフラ運用を目的として、プライベートクラウドなどの専用環境とパブリッククラウドサービスのハイブリッドクラウド環境の活用も進んできており、実際にビットアイル利用ユーザー約680社、25%以上、220システム以上が専用環境とクラウドサービスのハイブリッドクラウド環境で稼働しています。
ビットアイルは、こうしたプライベートクラウド基盤へのOpenStack採用の拡大、またハイブリッドクラウドのニーズがさらに高まるものと予測しており、OpenStackベースのプライベートクラウドとパブリッククラウドのハイブリッドクラウドでの各種の検証・実証可能な環境を提供し、OpenStackを活用したハイブリッドクラウドを推進します。
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
■ビットアイル総研について
ビットアイル総合研究所は、次世代のインターネットデータセンターの研究開発を行う専門組織です。データセンター、クラウドコンピューティングを中心としたITインフラストラクチャに関連する、ファシリティ、ハードウェア、ネットワークなど最新技術の調査・研究・開発を通じ、技術進歩や新しいビジネスモデルに対応しながら、社会インフラであるインターネットデータセンターの健全な発展に貢献します。
ビットアイル総研の詳細は、下記URLを参照ください。
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■(※1)ビットアイルコネクト
ビットアイルのサービスを中心に、パブリッククラウド、他社およびユーザーのデータセンターを1つのプライベートネットワークで接続し、ハイブリッドクラウド・マルチクラウド双方を実現するソリューション。ビットアイルコネクトの詳細は、下記URLを参照ください。
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