オートデスクとシーメンス、ソフトウェアの相互運用性強化で合意

このパートナーシップにより、製造業のコスト削減とデータ共有の簡素化を促進

オートデスク株式会社

2016-03-03 11:30

オートデスク(NASDAQ: ADSK)とシーメンスは本日、製品開発ソフトウェア・アプリケーション間の相互運用性に伴うコストの削減とデータの整合性問題の防止を両社で促進することを目的に、相互運用性に関する契約を締結したと発表しました。これにより、オートデスクとシーメンスの製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェア・ビジネスユニットは両社がそれぞれ提供するソフトウェア製品間の相互運用性を大幅に向上させる取り組みをスタートさせます。本日の契約締結により、CADソフトウェアのリーダー2社はマルチCAD環境を持つ企業におけるデータ共有の簡素化とコスト削減という共通の目的に取り組むことになります。

今日の製造業は、効率性を上げて消費者のコスト負担を低く抑えながら、高品質の製品をより速く市場投入しなければならない大きなプレッシャーにさらされています。製造業の多くの企業はさまざまなCADソフトウェア・ベンダーが提供する多様なソリューションが混在した環境で業務を行っています。こうしたマルチCAD環境は社内の部門間にも、またパートナーやサプライチェーンなどの社外間にも存在します。したがって、CADソフトウェア間の相互運用性は設計ソフトウェアやエンジニアリング・ソフトウェアのユーザーにとって重要な問題として浮上しており、相互運用性を確立することは製造業にとって大きな課題になっています。

今日発表された相互運用性に関する契約は、マルチCAD環境のサポートで一般的に見られる労力とコストを全体的に削減することを目的にしています。特にオートデスクとシーメンスが提供しているソフトウェア間の相互運用性が確立されれば、これらのソフトウェアが共存する数多くの状況を大幅に改善することができます。この契約の条件によると、両社はツールキット技術を共有し、エンドユーザー向けソフトウェア・アプリケーションを交換して、相互運用可能な製品を開発して販売することになります。

「製造業のお客様にとって相互運用性は大きな課題であるため、オートデスクでは当社のテクノロジー・プラットフォーム全体を通してオープン性の高い環境を構築しようと、以前より熱心に取り組んできました。当社のお客様はワークフローの中でさまざまな製品を組み合わせて使用していることも承知しており、そうしたお客様に業務の遂行に必要な柔軟性を提供することが当社の第一優先事項となっています」と、オートデスクの製造業向け戦略およびマーケティング担当バイスプレジデントのLisa Campbellは述べています。

「各種CADシステム間の非互換性は、世界の製造業に悪影響を与えている未解決の課題であり、その負担は自動車や航空機からスマートフォン、ゴルフクラブに至る製品のコストに転嫁されています。シーメンスは、相互運用性を大幅に強化する多種多様なオープン・ソフトウェア製品を提供して、この相互運用性の課題を解決する先陣を切ってきました。今回のパートナーシップは、オープン性と相互運用性を推進し、また拡張エンタープライズ全体でコラボレーションを促進してグローバルな製造業のコストを削減しようという両社の取り組みにおいて重要で確かな一歩となりました」と、シーメンスPLMソフトウェアの戦略担当バイスプレジデントのDr. Stefan Jockusch氏は述べています。

以上


シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)とMOM(製造オペレーション管理)のソフトウェア、システムおよび関連サービスにおいて世界をリードするグローバル・プロバイダーです。これまで世界77,000社以上のお客さまにサービスを提供しています。米国テキサス州プラノを本拠地とし、数多くのお客様と協働して各種産業向けソフトウェア・ソリューションを提供しています。これによりお客様がイノベーションを実現し、世界中で競争優位性を常に確保できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は (リンク »)  にてご覧いただけます。

オートデスクについて
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