2018年中堅・中小企業におけるクラウド種別(IaaS/PaaS/SaaS)と選択理由&課題の変化動向

ノークリサーチは中堅・中小企業におけるクラウド種別(IaaS/PaaS/SaaS)と選択理由および課題の変化動向に関する調査を実施し、結果を発表した。

株式会社ノークリサーチ 2018年05月07日

<「中堅・中小企業がクラウドに期待する事柄」は今後大きく変化し、シェア動向にも影響を与える> ■今後は「SaaS形態のみ」が減少、「オンプレミスとIaaS/PaaS/SaaSの組み合わせ」が増加 ■クラウド選択理由は「コスト削減」から「プログラミングレス」や「高度なセキュリティ」へ変化 ■国内クラウド事業者の今後の導入社数シェア動向には「PaaSへの注力度」が関係してくる

PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2018年5月7日

2018年 中堅・中小企業におけるクラウド種別(IaaS/PaaS/SaaS)と選択理由&課題の変化動向

調査設計/分析/執筆: 岩上由高


ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニ TEL:03-5244-6691URL:http//www.norkresearch.co.jp)は中堅・中小企業におけるクラウド種別(IaaS/PaaS/SaaS)と選択理由および課題の変化動向に関する調査を実施し、結果を発表した。本リリースは「2018年版 中堅・中小IT活用シーン別クラウド導入の実態/予測レポート」のサンプル/ダイジェストである。

<「中堅・中小企業がクラウドに期待する事柄」は今後大きく変化し、シェア動向にも影響を与える>
■今後は「SaaS形態のみ」が減少、「オンプレミスとIaaS/PaaS/SaaSの組み合わせ」が増加
■クラウド選択理由は「コスト削減」から「プログラミングレス」や「高度なセキュリティ」へ変化
■国内クラウド事業者の今後の導入社数シェア動向には「PaaSへの注力度」が関係してくる


対象企業: 年商500億円未満の中堅・中小企業700社(日本全国、全業種)(有効回答件数)
対象職責: 企業の経営に関わるまたはITの導入/選定/運用作業を担う職責
※調査対象の詳しい情報については右記URLを参照 (リンク »)


■今後は「SaaS形態のみ」が減少、「オンプレミスとIaaS/PaaS/SaaSの組み合わせ」が増加
中堅・中小企業においてもクラウドは既にシステム形態の主要な選択肢の1つとなってきている。だが、ベンダや販社/SIerがニーズに即したクラウド活用提案を行うためには、「クラウド種別(IaaS/PaaS/SaaS)」や「オンプレミスとの併用」などに関する変化をいち早く察することが重要となってくる。
以下のグラフは年商500億円未満の中堅・中小企業700社(有効回答件数)に対し、DX時代に向けたITソリューション活用に伴うクラウド導入(「導入済み」および「導入予定」)を尋ね、それらのクラウド種別を尋ねた結果である。(1社で複数のクラウド導入を行うこともあるため、以下のグラフにおける有効回答件数の合計は1236件となっている)
「導入済み」と「導入予定」を比べると、「オンプレミスとIaaS/PaaS/SaaS形態の組み合わせが」増える一方で、「SaaS形態のみ」が減っていることがわかる。したがって、ベンダや販社/SIerにとってはオンプレミスとクラウドを適材適所で使い分ける提案が今後は重要になっていくと予想される。こうしたクラウド種別やオンプレミスとの併用に関する変化には中堅・中小企業がクラウドに対して何を期待しているか?と深く関係している。本リリースの元となる調査レポートではその点に関する詳しいデータ分析を行っている。次頁以降ではその一部をサンプル/ダイジェストとして紹介している。(IaaS/PaaS/SaaSの定義ならびに調査レポートの詳細については右記URLを参照 (リンク ») )

■クラウド選択理由は「コスト削減」から「プログラミングレス」や「高度なセキュリティ」へ変化
本リリースの元となる調査レポートではITソリューション活用においてクラウドを「導入済み」または「導入予定」の中堅・中小企業に対し、20項目超に渡る選択肢を設けて「クラウドを選択した理由」や「クラウド活用における課題」を尋ねている。以下は「クラウドを選択した理由」を尋ねた設問の選択肢例である。 <<システム開発/運用に関する項目>>
ハードウェアやミドルウェアの調達/設置が必要ない(※)
プログラミングせずにアプリケーションが作成できる(※)
関連する製品/サービスを提供するパートナが多い
個別要件に応じて機能や特徴を追加/変更できる
操作や画面が扱いやすく習得が容易である
<<システム運用/保守に関する項目>>
OSやミドルウェアの更新作業を外部に任せられる(※)
オンプレミスより高度なセキュリティを実現できる(※)
システムにおける障害発生や停止が起きにくい
システムの規模や性能を柔軟に変更できる
<<システム連携に関する項目>>
ロボット/ドローン/ウェアラブルと連携しやすい
海外や国内の拠点からもアクセスしやすい
スマートデバイスからもアクセスしやすい
既存の社内業務システムと連携しやすい
人口動態などの公開データを扱いやすい
<<オンプレミスとの比較に関する項目>>
求める機能や特徴を満たすものがクラウドしかない
必要に応じてオンプレミス形態に戻ることができる
ビジネス状況に応じて導入/撤退を迅速に行える
今後はクラウド形態が主流になると考えている
<<クラウドを提供する事業者に関する項目>>
導入した場合の投資対効果が明確に示されている
稼働時間などのサービスレベルが保証されている
日本国内に設置されたデータセンタで稼動している
開発元/提供元が信頼できる企業である
日本語による情報提供が充実している
販社/SIerのコミュニティが活発である
その他
以下のグラフは上記に列挙した「クラウドを選択した理由」のうち、分析結果の具体例として(※)の付いた項目における結果を中堅・中小企業全体で集計したものだ。(以下の4項目が最も回答割合の高い上位4項目とは限らない点に注意)
クラウドに対するセキュリティの懸念は既に解消されており、むしろ高度なセキュリティを実現する手段としてクラウドが選択されるようになってきていることがわかる。一方で、「H/WやM/Wの調達/設置が不要」といったコスト面でのメリットを挙げる割合は依然として高く、PaaS普及の大きな要因でもある「プログラミングせずにアプリケーションが作成できる」という項目が多いように見える。
ところが、上記の結果を「導入済み」と「導入予定」に分けると、今後はまた違った展開が予想される。以下のグラフは上記の結果において「導入予定」の回答割合から「導入済み」の回答割合を差し引いた差分を算出したものだ。
左記のグラフを見ると、今後は「プログラミングせずにアプリケーションが作成できる」や「高度なセキュリティを実現できる」といった選択理由がコスト面でのメリットを上回る可能性が高い。
このように中堅・中小企業においても、クラウドの選択理由は単なるコスト削減から高度なシステム要件へと変化しつつある。
ここでは多岐に渡るクラウド選択理由やクラウド活用における課題の中から一部の項目のみを抜粋したが、ベンダや販社/SIerとしては「中堅・中小企業がクラウドに何を期待しているのか?」に関する変化動向を漏れなく把握することが重要となってくる。


■国内クラウド事業者の今後の導入社数シェア動向には「PaaSへの注力度」が関係してくる
前項で述べた「中堅・中小企業がクラウドに何を期待しているのか?」に関する変化動向はクラウド事業者の導入状況にも影響を与えつつある。本リリースの元となる調査レポートでは以下の選択肢を列挙して、導入済みまたは導入予定のIaaS/PaaS事業者についても尋ねている。
<<専業のクラウド事業者>>
アマゾンウェブサービスジャパン 例)「Amazon EC2」
グーグル 例)「Google Cloud Platform」
セールスフォース・ドットコム 例)「App Cloud」
富士通クラウドテクノロジーズ(ニフティ) 例)「ニフクラ(ニフティクラウド)」
エクイニクス・ジャパン(ビットアイル) 例)「ビットアイルクラウド」
IIJ 例)「IIJ GIO」
GMOインターネット(関連会社含む) 例)「GMOクラウド」
さくらインターネット 例)「さくらのクラウド」 <<キャリア系のクラウド事業者>>
NTTコミュニケーションズ 例)「Enterprise Cloud」「Cloudn」
NTT東日本、NTT西日本 例)「Bizひかりクラウド」
ソフトバンク 例)「ホワイトクラウド ASPIRE」
KDDI(関連会社含む) 例)「KDDIクラウドプラットフォームサービス」
IDCフロンティア 例)「IDCFクラウド」
<<メーカを兼ねているクラウド事業者>>
日本マイクロソフト 例)「Microsoft Azure」
日本IBM 例)「IBM Cloud」
日本オラクル 例)「Oracle Cloud Platform」
SAPジャパン 例)「SAP Cloud Platform」
NEC 例)「NEC Cloud IaaS」
富士通 例)「FUJITSU Cloud Service K5」
サイボウズ 例)「kintone」
以下のグラフは年商500億円未満の中堅・中小企業を「小規模企業層(年商5億円未満)」、「中小企業層(年商5~50億円)」、「中堅企業層(年商50~500億円)」の3つの区分に大別し、「導入済み」および「導入予定」のIaaS/PaaS事業者を尋ねた結果を集計したものだ。 上記のグラフでは「導入済み」と「導入予定」をまとめた集計結果を掲載しているが、本リリースの元となる調査レポートでは「導入済み」と「導入予定」の区分やIaaS/PaaS種別などによる集計データが含まれる。ここでは詳細は割愛するが、その結果を踏まえると、「PaaSへの注力度」が国内IaaS/PaaS事業者における今後の導入の伸びと関連している兆候などが垣間見える。
このようにクラウド事業者の今後の導入社数シェアを見極める上でも、中堅・中小企業におけるクラウドに対する期待の変化を知ることが重要となってくる。


本リリースの元となる調査レポート

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「2018年 中堅・中小企業におけるクラウド種別(IaaS/PaaS/SaaS)と課題&ニーズの変化動向」 (本リリース)
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株式会社 ノークリサーチ 担当:岩上 由高
〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705
TEL 03-5244-6691 FAX 03-5244-6692
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