横浜美術大学(横浜市青葉区)2生生の小柳沙也華さんによるデザインが「太平洋岸自転車道」の統一ロゴマークとして採用された。太平洋岸自転車道とは、千葉県から和歌山県までの6県にまたがる太平洋沿岸の自転車道のこと。現在、国土交通省によって、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた環境整備などの取り組みが推進されており、ロゴマークの選定はその一環として行われた。
国土交通省の太平洋岸自転車道推進協議会では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、千葉県銚子市を起点とし、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県を経て和歌山県和歌山市に至る延長約1,400キロメートルの自転車道の環境整備、官民連携によるサポート体制の構築、情報発信の強化などの取り組みを行っている。
同協議会では、上記6県に所在する大学から統一ロゴを募集。協議会員の投票によって、横浜美術大学2年生の小柳沙也華さんによるデザインが、正式統一ロゴマークとして決定した。
小柳さんは、太平洋の波を、日本の代表的な吉祥文様の一つである青海波(せいがいは)をモチーフとしてデザイン。穏やかな大海原を暖かみのある青で表現し、自転車でスローツーリズムを楽しむ国内外の人々に、日本の太平洋の美しさを印象付けるようなロゴマークとなっている。また、6県にまたがることを6つの波で表現していることや、シンプルで分かりやすい点などが評価されての採用となった。
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