道路交通法施⾏規則の改正により2022年10⽉から義務化される予定のアルコールチェックに向けて共同ソリューションの検討を進めるとともに、⾞両を運⾏する事業者のコンプライアンス体制強化を⽀援するキャンペーンを開始します。
(1) 協業の背景
道路交通法施⾏規則の改正により、2022年10⽉より⾃社の荷物や⼈員を運搬する「⽩ナンバー」の社⽤⾞を⼀定台数以上保有する事業者に対し、アルコール検知器による酒気帯び確認が義務づけられることになりました。当初は2022年4⽉より実施される予定でしたが、必要な機材を⽤意するなど相応の準備期間が必要となることから、半年間延期されることになりました。
⼀⽅、⽬視による酒気帯びの有無の確認とその記録の保管義務は2022年4⽉より課される予定のため、対象となる事業者は早急な対応が求められています。
(2) 協業の⽬的
トライポッドは、主⼒事業であるIoTソリューション事業のひとつとして、クラウド型アルコールチェックサービス「ALCクラウド」の開発・提供を⾏い、販売は株式会社オートバックスセブンと協業し、展開しております。
スマートフォンに連動し持ち運び可能な⼩型測定器で簡単にアルコールチェックができ、⽇時、場所、本⼈確認記録がクラウド管理できるため、会社に出社せず⾃宅から職場へ直⾏直帰の際の検査や出張時などの遠隔地、複数拠点での運⽤に適しています。
他⽅、スマートドライブは2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をビジョンに掲げ、様々な移動に関わるサービスを提供してきました。クラウド型⾞両管理サービス「SmartDrive Fleet」は2016年のサービス開始から600社以上への導⼊実績を持ち、幅広い業種業態のお客様の⾞両管理のサポートに加えて、安全運転の推進を⾏っています。
今回の協業では、アルコールチェック義務化への対応を迫られる全国30万以上の事業者に対し、両社のサービスの特性を合わせたサポートを⾏い、飲酒運転の抑⽌を図るとともに、乗務前の点呼やアルコールチェックから稼働⾞両の管理や交通安全の推進まで、ワンストップで事業者のコンプライアンス体制を強化し、管理者やドライバーの業務を効率化することを⽬的としています。
(3) 協業開始に合わせてコンプライアンス体制強化キャンペーンを開始
トライポッドとスマートドライブは、協業開始に合わせて、アルコールチェック義務化に向けたコンプライアンス体制強化キャンペーンを開始します。キャンペーンの実施期間中、SmartDrive Fleet(ドライブレコーダー型)の利⽤を開始したお客様に対して、ALCクラウド⽤の測定器を無償提供いたします。
お客様は、ALCクラウドとSmartDrive Fleetを同時に利⽤することで、安全運転を推進し、コンプライアンス体制を強化することができます。
SmartDrive Fleetでは、画⾯上でリアルタイムに各⾞両の稼働状況や場所を確認でき、ドライバーの運転時間、場所、傾向などの情報を収集します。⾞両運⾏の管理者は、⾃動的に⽣成される運転指導レポートや安全運転診断レポートを通じて、ドライバー毎に運転傾向や改善点を把握し、適切な指導を⾏うことができます。AI搭載ドライブレコーダーを利⽤する場合には、不注意運転の多いドライバーに対して⾃動的に注意喚起がなされます。また2022年4⽉までにSmartDrive Fleetの業務記録上のアルコールチェック記録を⽇報出⼒に追加する予定です。
ALCクラウドでは、ドライバーがスマートフォンアプリにログインし、Bluetooth®接続した測定器に息を吹き込むだけで、測定器での結果確認と同時に測定結果がクラウド上に保管されます。検査の結果、異常が検知されると管理者に⾃動的に通知されるため、異常検知の通知を受けた管理者は、SmartDriveFleetの画⾯上で当該ドライバーの運転状況をリアルタイムで確認し、速やかに指導を⾏うことができます。
(※提供⽅法や期間などの詳細は、導⼊企業に対してご連絡させていただきます。)
(4) 今後の展開
トライポッドとスマートドライブは、企業の安定的な経営に⽋かせない安全運転と法令遵守を⽀援してまいります。協業の初期段階として、ALCクラウドとSmartDrive Fleetの連携による市場シェアの拡⼤を⽬指しますが、今後はALCクラウドとSmartDrive Fleetのデータやソリューション連携を視野に協業を進めていきます。
さらには、アルコールチェックに留まらず、各事業者のコンプライアンス体制を強化し、業務の効率化やコスト削減に資するべく、モビリティ領域での様々な連携を進めてまいります。
詳しくは以下プレスページをご確認ください。
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