最新制御装置を搭載しさらに生産性を高めた コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO(スピーディオ) 」 新モデル 2シリーズ発売

ブラザー工業株式会社

From: PR TIMES

2022-04-12 12:17

SPEEDIO Sシリーズ S300Xd1/S500Xd1/S700Xd1、Rシリーズ R450Xd1/R650Xd1

ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎)は、圧倒的な生産性を実現する工作機械 「コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO S300Xd1/S500Xd1/S700Xd1(Sシリーズ)」、および、段取り時間も加工を止めない「パレットチェンジャー搭載 コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO R450Xd1/R650Xd1(Rシリーズ)」を4月12日に発売します。



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製品名
 コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO Sシリーズ「S300Xd1/S500Xd1/S700Xd1」
発売日
 2022年4月12日
標準価格 *1
 S300Xd1: 720万円(税抜)、792万円(税込)
 S500Xd1: 741万円(税抜)、815万円(税込)
 S700Xd1: 797万円(税抜)、877万円(税込)

製品情報ページ: (リンク »)
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製品名
 パレットチェンジャー搭載 コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO Rシリーズ「R450Xd1/R650Xd1」
発売日
 2022年4月12日
標準価格 *1
 R450Xd1: 871万円(税抜)、958万円(税込)
 R650Xd1: 1,083万円(税抜)、1,191万円(税込)
 R650Xd1 40本ツール仕様: 1,359万円(税抜)、1,495万円(税込)

製品情報ページ: (リンク »)

*1:本体価格。


当社は、小型CNC工作機械「タッピングセンター」シリーズを1985年から販売しており、自動車、IT機器などの部品加工においてお客様から高い支持をいただいております。

2013年にマシニングセンタ「SPEEDIO」にブランド名を変更し、高生産性を追求したSシリーズの販売を開始、2014年には高速2面パレットチェンジャー標準搭載モデルRシリーズを発売しました。両シリーズともに、お客様の要望に応える形でバージョンアップを繰り返してきました。約3年ぶりのモデルチェンジとなる今回は、Sシリーズ、Rシリーズともに、最新のCNC装置を搭載し、大型のタッチパネルによる直観的な操作性を実現しました。また、今後ますます活発化するEV市場や変種変量生産用途に対応するため、さまざまな機能を向上させました。EV市場では工程集約がさらに重要になるため、搭載工具本数を増加させた仕様を新設し、従来は21/22本だったマガジンが28本搭載可能になりました。

また、Sシリーズでは使用できる工具の質量も4kgに大幅にアップし、加工対象物の幅が広がりました。

Rシリーズのパレットチャンジャーは、機内を2つに分け、加工室で加工しながら、段取りエリアでワークを交換できます。これにより、加工が止まるのはパレットが回転して入れ替わる交換時のみです。新しいRシリーズでは、このパレット交換の時間も短縮し、さらに高い生産性を発揮します。
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※加工時間60秒、ワーク交換15秒、パレット交換3秒の場合。


■Sシリーズ、Rシリーズの特長
【生産性の追求】 機電一体開発で工具交換時間、ワーク交換時間の無駄を排除

工作機械メーカーによっては頭脳となるNC装置を購入し搭載していますが、ブラザーはマシニングセンタ機械本体と頭脳のNC装置を社内で同時に開発しています。そのため、他社では、一つの動作ごとに処理をしているが、SPEEDIOではテーブルの移動、工具の交換などを順次行っていた処理を、同時に行ったり、機械とNCを同時に開発しているので、細かいところまで調整でき、加工していない無駄な時間を短くできます。

新モデルのS300Xd1/S500Xd1/S700Xd1は、新NC装置が搭載されたことで、ツール交換時のマガジンの制御をブラッシュアップし、工具交換時間を短縮、従来前モデルと比較して生産性を約1%以上向上*2させました。

Rシリーズでは、さらに、パレット交換でのテーブルを回転時の加減速制御の最適化などにより、0.2~0.3秒短縮させました。
これらの改善により、お客様の生産現場でのさらなる生産性向上に貢献します。

*2:当社評価用プログラムにて測定

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【使いやすさの追求】 最新CNC装置「CNC-D00」搭載による操作性の向上

タッチパネル式15インチ液晶を搭載し、直観的な操作性を実現しました。さらに、すべての操作の起点となるホーム画面を新設、使用頻度の高い情報を集約化し、消費電力や稼働率など生産に関わる情報を見える化するサポートアプリを搭載するなど、インターフェースを使いやすいものにしました。また、評価の高かった従来の画面構成を引き継ぐことで、以前と変わらない操作も可能です。また、電卓機能や、取扱説明書などのPDFファイルが参照できるファイルビューアなどの便利ツールも搭載し、作業効率の向上に貢献します。

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【機能強化の追求】 加工部品のトレンドは機能集約化。複雑化、大型化に対応

自動車業界でのEVの増加に伴いモーター、ギア、インバーターが一体化したEV向けの部品など、加工ニーズは複雑化、大型化が進んでいます。
Sシリーズの従来モデルは工具を14本、21本搭載できましたが、市場からの工具増加の要望を受け、新モデルS500Xd1/S700Xd1では28本搭載できる仕様を新たに追加し、複雑化、大型化した部品加工にも柔軟に対応できるようになります。

14本、22本のツールを搭載できたRシリーズもまた、対応ワークの変化や、工程集約ニーズのさらなる高まりを受け、新たに28本マガジン仕様を追加しました。Rシリーズのマガジンは省スペースと高生産性を両立したSPEEDIOオリジナルのマガジンです。

さらに、これまでR650X2 40本ツール仕様のみ設定されていたクーラントスルースピンドルの最大吐出圧力7MPa*3をSシリーズ、Rシリーズ全機種に展開します。これにより深穴加工など、従来では難しかった加工も対応でき、加工できるワークの幅も広がります。

*3:ツールの中にクーラントを流し刃先から、吐出させる主軸の方式。従来は3MPaまでの対応

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新発売のSシリーズでは、上記に加え、搭載できる最大工具質量は従来比33%アップの4kgと、工具の選択範囲が拡大し、より多様な加工に対応することができます。また、テーブル最大積載質量も400kgまで対応し、部品の大型化による治具重量増加にも対応できます。他にもコラムの厚みが20%UPしたことで、振動耐性の向上など、高品質な加工を実現する機能と性能を搭載しました。

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R450Xd1 / R650Xd1では、切削くず(切粉)の排出アップのため、新たにセンタートラフ構造を採用するとともにベース傾斜、各所クリアランスを見直し、切粉の流れを大幅に改善しました。


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■SPEEDIOシリーズの強み

小型マシニングセンタSPEEDIOシリーズには三つの特長があります。
一つ目に「多彩な製品ラインアップ」、二つ目が「圧倒的な高生産性」、三つ目が「省エネ性能」です。

【多彩なラインアップ】生産現場の多様なニーズに対応

SPEEDIOシリーズは、
標準モデルのSシリーズ、30番クラスでは最大級の加工エリアを持つWシリーズ、さまざまな素材のワークも安定して加工できる高剛性モデルのFシリーズ、ワーク交換などの段取りを加工しながら行えるパレットチェンジャー搭載のRシリーズ、マシニング加工と旋削加工が可能な小型複合加工機のMシリーズまで、お客様からのさまざまな要望に応えるため、多彩なラインアップを展開しています。

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【圧倒的な高生産性】モデルチェンジするごとに生産性アップ

常に徹底した生産性向上へのSPEEDIOシリーズの特長です。
S500Xd1の原型となる 1999年発売のモデル、タッピングセンター「TC-S2A」を100%とすると、今回発売するS500Xd1では、同じワークの一個あたりの加工時間*2が、64.7%と、約35%も加工時間が短くなっています。
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【圧倒的な省エネ性能】 一般的な40番マシニングセンタに比べ、消費電力80%削減

SPEEDIOシリーズは40番マシニングセンタと比較し、高速・高効率に特化した開発がされており、加工スピードが速く、結果的に加工時間も短く済みます。そのため、1個当たりの部品を加工する消費電力が少なくなり、一般的な40番マシニングセンタに比べ、消費電力が80%削減*2できます。また、生産時間を短縮することで、労働時間も短くなり、空調・照明など工場全体の電力量削減にも貢献します。

*2:当社評価用プログラムにて測定



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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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